以前にDTMをやってる人たちの間でWAVES社のプラグインを他社製品に置き換えるとしたらどんなものがあるか、という話題がSNS上に浮上したことがあります。
その時はそれぞれのプラグインについて代替案がいろいろ出てきたんですが、Vocal Riderだけはいい感じの代替品が見つかりませんでした。
僕が音楽を作るときだけでなく映像制作でもお世話になっている推しプラグインのVocal Riderについて語ります。
WAVES Vocal Riderの良さについて
Vocal Riderは、「小さい音を大きく、大きい音は小さく」してくれるのが特徴のプラグインです。
コンプとは違ったアプローチで、フェーダーを手で上げ下げしたような音量調整を自動でやってくれるのがすごく便利なんです。
僕はVocal RiderをDTMだけでなく映像編集でも使っていて、特に映像編集で重宝しています。
音量が急にでかくなったり、小さくて言葉が聞き取りにくかったりする箇所を、手動で音量調整するのは大変すぎるので、Vocal Riderのおかげでかなり効率化できます。
僕の一人語りコンテンツであれば喋る時点でコントロール可能なんですが、対談ものだったりするとゲストさんの声の抑揚があったり、盛り上がった時にお互い声が大きくなったりするため、それを編集時に手で直すのがしんどいためVocal Riderに頼ってます。
類似プラグインがほぼない
昨今のAIブームの中で、音量調整を自動化してくれるプラグインがもっとたくさん出てきてもおかしくないんですが、いくら探しても類似プラグインがほとんどありません。
MAutoVolumeを試してみたんですけど、やっぱりVocal Riderがいいなと思ってしまいました。
使い勝手の良さやかかり具合など、いろんな面でVocal Riderの代わりになるものが見つかりません。
バンドルではなく単体購入に切り替え
というわけなのでVocal Riderを継続して使っていきたいところなんですが、macOSをアプデしたことで僕の使っていたバージョンの互換性がなくなってしまいました。
僕がこれまで使っていたWAVES製品は、Horizonっていうバンドルでまとめて購入したもので、Vocal Riderのバージョンを上げるためにはHorizonのアップグレード版を購入する必要があります。
正直他のプラグインをほとんど使っていないためバンドル丸ごと課金することを躊躇してしまって、この機会にVocal Riderを単品で購入し直しました。
セールで5,000円程度だったので、いいタイミングで買えたと思います。
最後に
Vocal Rider以外だとS1 Stereo Imagerを使ってましたが、こちらはOzone Imagerに置き換えができそうです。
Vocal Riderだけは本当にどうにもならなくて、ネット上でいろんな情報を探してみましたが、結局みんながみんな「Vocal Riderの代替プラグインがない」っていう話をしてるだけでした…。
あまりにも多用するプラグインだけに単体購入は正解だったと思ってますし、今後もガンガン使っていきます。
あと一応、僕はWAVESのプラグインを使いたくないわけではなくて、いいものがあれば使いたいため、今後はバンドルで買うより単体で好きなものだけ入れようかと思ってます。
WAVESに限らず使ってないプラグインが多すぎたのでなるべく断捨離したいです。