2024年5月27日からSuno AIのver 3.5が使えるようになりました。
まだそんなにたくさんの楽曲を生成したわけではないものの、現時点でわかっているアップデート点と、その進化によって受けられる恩恵についての個人的な所感をまとめておきます。
楽曲の長さが2分から4分に
生成できる楽曲の長さが、これまでは2分が上限でしたが、ver 3.5からは上限が4分になりました。
何曲か生成してみたところ、4分に達する前に楽曲が終わってしまうこともありますので、ガチャ次第ではあるものの、上限が伸びたのは本当に嬉しい変更点です。
2分の楽曲だと起承転結がつきにくかったんですが、4分あると盛り上がったり落ち着いたりとメリハリが効いた楽曲を作ってくれやすくなった印象です。
特に、終わりを作ってくれやすくなってる気がします。これまでは突然「ブツッ」と終わる曲ばっかりだったんですが、4分に至る前にちゃんと終わらせてくれてます。
ループしたい場合は簡単でも終わらせるのが難しかったんですよね。確実にエンディングを作ってくれるとも限りませんが、尺が伸びたことで作ってくれやすくなった、という感じです。
生成されたまんまの楽曲を使うことってほとんどなかったため、2分の中でどこをループさせてどこで終わらせるかっていうことを色々工夫してましたが、4分の楽曲だと編集の自由度が上がって助かります。
続きを作った際の長さも1分から2分に伸びた
Extendボタンを押して続きを作った場合、これまでは1分しか作れずに、延長したものの展開していかない感じがしました。
ver 3.5からは2分に伸びたので、続きを作った際にも楽曲の起承転結が生まれやすくなりました。
WAVでダウンロード可能に
これまではmp3でしかダウンロードできませんでしたが、16bit/48kHzのWAVファイルをダウンロードできるようになりました。
mp3よりもWAVの方が音質が良いため、そのまま使う方はもちろん、DAWで編集する際にも変換する必要がないのも嬉しいところです。
ver 4も開発中
ver 4も開発中であることがアナウンスされています。
公開時期は明らかにはなっていないものの、そう遠くない将来登場するはずなので、楽しみに待ちたいと思います。
生成される楽曲の精度が上がるとして、個人的に望む変更点は「ソロ弾いてる楽器が単音のみでずっと演奏するのをやめてほしい」ってことです。人が演奏している感が薄れる感じがするんですよね。
まぁそこをこだわるなら僕は楽器弾けるので弾けばいいんですけどね。なんにせよ精度が高くなるっていう方向性が人間味の向上みたいな方向だったら嬉しいなと思ってます。