1ヶ月先の予約が取りにくいくらいの人気店になってきた「碑文谷 坂本」。
度々お世話になってるんですけども、春先の蛍烏賊の季節に食事をしに行ってきましたので、写真たっぷり目にレポートします。
これまでそんなに興味がなかった蛍烏賊が、大好物の領域に入ってしまうくらいおいしかったです。
目次
懐石料理「碑文谷 坂本」
「碑文谷 坂本」は、武蔵小山駅・西小山駅どちらからも徒歩10分ほどの住宅街にあります。車であれば学芸大学駅や目黒駅からもすぐです。
店名 | 碑文谷 坂本 |
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住所 | 東京都目黒区碑文谷1-4-20 KANNA碑文谷 1F |
電話 | 050-5456-5980 |
営業時間 | ランチ 12:00~14:00(L.O.13:00) ディナー18:00~22:00(L.O.20:00) |
定休日 | 不定休 |
最寄駅 | 武蔵小山駅or西小山駅 |
タバコ | 全席禁煙 |
座席数 | カウンター5席 |
支払い方法 | カード可 / 電子マネー可 |
予約 | 完全予約制 |
関連リンク | 碑文谷 坂本 – 西小山/懐石・会席料理 [食べログ] |
予約は1日1組のみで5名までと、コロナ渦での食事でも比較的安心できます。カウンター席のみですし、大皿料理がないのも安心材料の一つです。
水・土・日曜日のみですが、ランチタイムにお弁当の販売もしています。週替わりのお弁当で、内容に対して価格がかなり安価で毎度びっくりします。
2021年5月にいただいた坂本の料理
それでは、2021年の5月にいただいた坂本の料理を、写真とともにご紹介していきます。
季節によっても内容が変わりますし、仕入れにも左右されるため全く同じメニューを味わうことはできませんが、坂本ってこんな感じのお店なんだということが伝われば幸いです。
この日のメニューがこちら。
緊急事態宣言の影響もありアルコール類の提供は無し。その代わりソフトドリンクを無料でサービスしているという太っ腹具合でした。
僕は元々お酒が飲めないこともあり、毎度いただいているリンゴジュースを注文。
先付 桜海老焼き御飯
坂本では食欲を掻き立てるために、一番最初に一口だけご飯が出てきます。この日は桜海老焼き御飯。
桜海老の食べ方の中でこれが一番おいしんじゃないかというくらいのおいしさでした。
御碗 蛤 こごみ 蓮根餅 木の芽
この日のお椀は蛤(ハマグリ)。蛤の出汁がとにかくおいしかったです。蓮根餅のもっちりとした弾力も凄かったですね。
八寸 金目鯛 雲丹 初鰹 新牛蒡 蛍烏賊沖漬け
続いて八寸。皮目を炙った金目鯛は甘味があっておいしかったです。
雲丹には贅沢にキャビアが添えてあります。臭みがなくて濃厚さだけを純粋に味わえました。
カツオの刺身にオニオンスライスと新牛蒡を揚げたものが乗っています。この牛蒡がカツオとベストマッチでした。
そしてこの日一発目の蛍烏賊(ホタルイカ)との遭遇。沖漬けってこんなにおいしいんですね。臭みもなくしょっぱすぎることもなく、肝の旨味が素晴らしかったです。
この蛍烏賊沖漬けを食べたことで、僕の人生で一番おいしい蛍烏賊と出会えたと思ったんですが、後ほどその記録が早くも更新されます。
進肴 揚げ山菜 胡麻味噌
山菜の天ぷらが2品。左がコシアブラ・右がたらの芽の天ぷらです。
手前に添えられた胡麻味噌がまたおいしくて、天ぷらにつけて食べるのはもちろん、そのまま食べても十分なおいしさ。白ごはんにつけて食べたいくらいでした。
預け鉢 鯛白子 わらび 生姜 七味
鯛の白子って初めて食べたかもしれないです。こってり濃厚なのかと思いきや、かなり淡い味わいでした。フワッとした弾力も面白かったです。
強肴 和牛もも肉昆布〆 天豆
昆布締めした和牛を焼いて、木の芽を使った醤油ダレと生の木の芽を添えたもの。
程よくサシの入った和牛は脂の旨味がきつすぎず、肉の旨味・甘味を噛み締めるごとにじっくり味わえました。
また、醤油ダレが素晴らしかったです。木の芽の香りと甘味が牛肉と最高に合ってました。
添えられたそら豆もおいしかったですね。
御飯 新生姜と蛍烏賊ご飯 赤出汁
締めのご飯は「新生姜と蛍烏賊ご飯」。一口食べた時点で、人生で一番おいしい蛍烏賊料理だと確信しました。食感も素晴らしいですし、肝のうまみがご飯に溶け出していて、めちゃめちゃおいしかったです。
正直、蛍烏賊をなめてました。先程の沖漬けとこちらのご飯をいただいたことで、蛍烏賊のおいしさを知ることができ、坂本さんに感謝です。
きゅうりの漬物と山うどのきんぴらがまたご飯と最高に合いました。
赤出汁もおいしかったです。
甘味 できたてわらび餅
賞味期限が数分間と短く、ディナータイムにしかいただけない自家製のわらび餅。
ランチタイムに販売しているわらび餅は、レンコン粉を加えることで賞味期限を伸ばしているそうですが、わらび粉のみで作ったわらび餅は上品な柔らかさと甘さで最高です。
薄茶 丸久小山園 千木の白
そしてわらび餅と一緒に提供された抹茶。店主の坂本さんがその場で入れてくれます。わらび餅との相性抜群でした。
過去の坂本のレポ記事
過去に2回ほどディナータイムにお邪魔してます。その時のレポ記事も貼っておきますね。
2020年春
初めて坂本でディナーした時の記事。終始感動しっぱなしだったことを覚えているんですけども、記事を読み返すと特にあわびがおいしかったなと。
2020年秋
12月頃に伺った時の記事がこちら。秋から冬にかけてという時期で、たまたま入荷があった香箱蟹をいただけました。
最後に
コロナ渦ということもあって会食がなかなかしにくいご時世ですが、3,4人で静かに食事ができる坂本はおすすめのお店です。
今回ご紹介した内容で8,800円という超リーズナブルなお店ですので、ぜひ足を運んでみてください。
※金額は記事執筆現在のものです