以前から噂されていたAppleが独自に開発した「M1チップ」が搭載されたMacBook Air, MacBook Pro, Mac miniが発売されまして、世間の評判を見ると即買いしていいレベルの素晴らしい製品ですね。
とはいえ、DTM環境では諸々の問題が起こることがあるので、新しいMacや新しいOSにアップグレードする際に気をつけておきたいことについてまとめておきます。
対応していないオーディオインターフェイスがある
調べてみたところ、この記事執筆時点の話ではありますが、M1チップ搭載の新しいMacでは一部のオーディオインターフェイスが動作しない場合があるようです。
オーディオインターフェイスのドライバーが必要ないタイプの製品であれば問題なく動くと思うんですが、オーディオインターフェイスを使うためにドライバーをインストールするタイプの製品の場合は、M1チップ搭載のMacでドライバーが対応してないということはあるみたいですね。
2020年11月22日の時点で、下記の記事で「UR22」「Apollo Twin MKII」などが動かないことが確認されてます。「UR22mkII」は動くようですので、例えばそれよりも後継機種の「UR22C」などは動くと思います。
また、ハードウェア側が新しくなった時だけでなく、macOSがアップグレードした際にも注意が必要です。だいぶ昔ですけども、macOSアップグレードしたらオーディオインターフェイスのドライバーがしてなくて動かなくなり、仕事に支障が出てオーディオインターフェイスを買い替えたことがあります。
サードパーティのプラグインも対応してないものがある
オーディオインターフェイスと同様、プラグインも一部動作しないことがあります。
僕が最近体験したのは、macOS MojaveからmacOS Catalinaにアップグレードした際に「IK Multimedia SampleTank 3」が動かなくなりました。
メーカーに問い合わせたところ、SampleTank 3はCatalinaに対応しておらず、また今後も対応予定がないため、SampleTank 4を買う必要があるとのこと。
1つ2つなら買い替えても多少の出費で済みますが、対応してないプラグインが多くなると大変ですよね。
長く使っていればこのようなプラグインは当然出てくるので、ある程度覚悟しておかないといけないものの、なるべく事故は防げるようにしっかりと情報収集して慎重にアップグレードしてくださいね。
M1チップ搭載のMacについて
そもそもM1チップ搭載Macって何?という方は下記の記事をご覧ください。
めちゃめちゃ詳細を解説しているというわけではないんですが、ざっくりとした特徴と、どのMacを買うのが良いのか僕なりにまとめてます。
最後に
IntelのCPUが載ったMacであれば問題なかったものが、M1チップが載ったMacでは勝手が違うことがあるということですね。これはDTM周りだけでなくサードパーティーのものは気をつける必要があるので、音楽やってない方でもお気をつけください。
簡単な作業のみを行うのであれば問題ないどころか超快適なMacなので、買い替えではなく買い増しする方は全然気にする必要ないと思いますけどね。