D.A-Boosterというクリーンブースターを試奏する機会に恵まれました。
ブースターとしてもバッファーとしても優秀なエフェクターだと感じましたので、使用感も含めてご紹介します。
クリーンブースター「D.A-Booster」
「D.A-Booster」は受注生産の手作り感がありながらも、その作りはしっかりとしたクリーンブースターです。
Music Lifeという楽器店にて取り扱っています。
つまみ1つスイッチ1つのシンプルな構成。最近流行りのミニペダルタイプなのでエフェクトボードの隅っこにさくっと入れられそうです。LEDは「青・赤・緑・黄・白・ピンク・黄緑・オレンジ」の8色から選べます。
電源は使いやすい9V。
あとは左右にインプットとアウトプットがあるだけ。
D.A-Boosterの使い方は?
クリーンブースターなのでブーストする使い方はもちろんできるんですけども、一番のおすすめは「ギターの次につないで常時オンにする」使い方です。
つまみがゼロだと音量は変わらずバッファーがかかるだけ。これでもあとにつなぐエフェクターによってはバッファーの効果で音やせが防げるなどの効果はありますが、ちょっとだけ上げると音にハリが出て気持ち良くなり始めます。8時か9時くらいに設定しておくのがちょうどいい塩梅でした。
12時くらいだとかなりゲインが上がります。マックスにすると音量が11倍になるそうなので、一番アンプ寄りに置いてボリュームを稼ぐための使い方をする場合はこういう設定が良いかと。
歪みの手前に置いてソロ用のゲインブースターとして使うことももちろん可能です。ただし、個人的にはその使い方をするなら他のオーバードライブ使うのが良いかと思います。
D.A-Boosterを試奏してみた
Music LifeのNoriさんとエフェクター所有の友人、そして友人のプロギタリスト「ヨティ」こと芳賀義彦の3名と一緒にスタジオに入って試奏してきました。
写真はヨティの足元です。
彼は試奏しながら「元気が出る」「プレゼンスが上がったような音抜け」「曇りが晴れる感じ」「分離が良くなるからコード弾きが楽しくなる」といった感想を口にしてました。
僕も印象としては同じで、抜けが良くなるという前評判はこういう意味なんだなと弾いてみて実感できました。
僕はマルチエフェクター派なので、バッファーとして先頭に置いておくのが一番ハマりました。
ただ、気持ちいいところまでレベルを上げると当然歪み具合が変わってきますので、アンプやエフェクターのセッティング自体もD.A-Booster込みの状態で見直す必要がありそうです。
トゥルーバイパスとバッファードバイパス
D.A-Boosterは「トゥルーバイパス」と「バッファードバイパス」の2タイプがあります。
試してみた感じだとバッファーとして常時オンにして使いたいのでどちらをチョイスしてもいいなと思ってますが、ソロのときに音量を稼ぐブースターとして一番アンプ寄りに接続するような使い方をしたい場合はトゥルーバイパスを選んでおくのが良さそうですね。
結構いろんな使い方ができるエフェクターなので、用途に迷いそうならトゥルーバイパスを選んでおき、用途がはっきりしてるならバッファードバイパスがおすすめです。
最後に
バッファー代わりに使えるブースターを探してる方って意外と多いと思います。
お使いのエフェクターによっては音抜けが一撃で解決しますので、コンパクトエフェクター派もマルチエフェクター派も要チェックです。