なぜ人はブログを書くのか

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昨日のブログ、Evernoteマンのテーマソングを作ったというエントリーの反響が結構ありまして、普段ひっそりと視聴者的立ち位置でやってたtwitterにおいて、リツイートやメンションがすごいことになりました。ありがたいことです。

やっぱりOZPAさんの影響力はすごい。

せっかくなのでこのタイミングでOZPAさんの影響を受けてブログを始めたきっかけと、なぜ僕はブログを書くことにしたのか、そしてなぜ人はブログを書くのかということを考えてみます。

ブログを書こうと思った経緯

「なぜブログを書くのか」という問いに対して様々なところで議論されています。ブログを書いてない人からしたら「なんでこんなめんどくさいことを」って思うかもしれないし、ブロガーからみたら「なんでみんなブログを書かないんだろう」って思うかもしれない。

僕はおつぱさん(@OZPA)のブログ「OZPAの表4」を見てこんなブログを書きたいと思ってこのブログを始めました。OZPAさんのブログは主にiPhoneのアプリやEvernoteの話題を中心に、グルメなどの日常のことも盛り込んだバラエティーあふれる内容で、文体もくだけていて文章から人間性がにじみ出てるし(←会ったことないけど)、画像が多くて読みやすいし、とにかく更新を楽しみにしてしまうブログなんです。

僕は元々誰かに情報を提供するのが好きです。おいしいラーメン屋があれば友達を連れて行ってしまうし、好きなアーティストは音楽好きな友達にはすぐに教えちゃうし、使いやすいWEBサービスを見つけたらさも自分が開発したかのように(←大げさすぎ)教えてしまいます。

iPhoneやiPadの素晴らしさやEvernoteやDropboxといったサービスの便利さを知ってしまった人間なので、この感動を少しでも多くの人に広めたいなって思っていて、その手段としてブログという形で発信していこうと思えたきっかけがOZPAさんのブログだったんです。

そんなこと知ってるよっていうっていう人の人数はさほど多くない

ネット上では「そんなこと知ってるよ」という言葉をたびたび目にします。僕がブログを書いて、その記事を見た人がそう思うかもしれない。若干そんな不安はあります。

でも実際は知らない人も多いんじゃないかって思うんです。たとえば僕の周りにはEvernoteってなに?って人も多いし、逆に使いこなしてる人って言われても思い浮かばないくらいです。友人は多い方(年に平均5回結婚式に出席するくらい)ですが、そんなもんなんですよね。

自分が知ってること=常識ではない

時々自分が知ってることは世界中のすべての人が知ってるかのような錯覚に陥ることがあります。

たとえば先日友人との会話で「タスク管理」という言葉を使ったら「タスクってなに?」と返されました。意味を説明したら分かってもらえたんですが、言葉としては初めて聞いたそうで、僕の生活にはタスクという言葉が根付いているけど、彼には根付いてなかったんですね。

別の友人には「アンドゥってなに?」と言われたことがあります。その友人にとっては「元に戻す」という言葉で認識していたようで、アンドゥという言い方をするとは知らなかったそうです。しかもショートカットキーを知らず、毎回ツールバーの編集から元に戻すを選ぶ、という使い方をしていたそうで。

こういう経験があったもので、自分が知ってることはとにかく口に出しておいたほうがいいと思いました。自分にとって当たり前でたいしたことないことでも誰かの貴重な情報になり得るかもしれないので。

当たり前のことでもあきらめずに書く精神

「いまさらかもしれませんが」

「知ってると思いますが」

このような書き出しのブログを時々見かけます。先日かちびと.netという僕が購読しているブログにこのような書き出しのエントリーがありました。

最近よく使ってる、Web制作に役立つWebサービス的なやつ / かちびと.net
少し前に聞いてくれた方がいたのでついでにシェアしてみます。個人的に最近よく好んで使っている、Web制作に役立つWebサービスみたいなものをご紹介。全部既出で珍しいものは無いんですけど、一覧にするのもたまにはいいかもですね。
というわけで、場合によっては誰得な記事ですけどご了承下さい。僕がここ最近でよく使ってるWebツールを古いのから新しいのまで、順不同でご紹介していきます。

誰得な記事って書いてますけど、めちゃめちゃ役に立ちました。知らないサービスだらけでした。Color of Bookなんかこの記事読んだ直後に友人に教えましたよ。その友人は普段バナーを作る際に色の参考として雑誌の表紙をスキャンしてフォトショに取り込んで色を分析していたのでものすごい喜んでました。

知ってる人からしたらこのエントリーって「いまさらそんなこと書いて誰得なんだよ」って思うエントリーかもしれませんが、「どうせみんな知ってることだから書くのやめよう」って思って公開されなかったとしたら少なくとも僕はこのエントリーに上がってるサービスを知る機会がなかった訳で、僕にとっては価値のある記事だと感じました。

これはまさに上に書いた自分が知ってること=常識ではないということですよね。僕にとっては常識ではなく新しい情報だった訳です。

名刺として

Evernoteマンのテーマソングを作ったことにより、僕に対してどういう人物なのかと興味を持ってくれた人がいると思います。こういうときにブログやっててよかったと思うんですよ。ブログを見てもらえたらそれだけでだいたいどんな経歴の人なのかが分かるし、文章を見るとなんとなく人柄も見えたり。

ちょっと文章になると真面目な文体になってしまって、僕のアホな一面が伝わらないのが残念ですけど(^^;)

名刺代わりになっていれば十分なので、必ずしも有益な情報を発信しないといけないものではなく、人柄がにじみ出るくらいのエントリーを定期的にできるならそれだけで価値を持つと思います。

コミュニケーションツールとして

そして名刺としての力があるからネット上でコミュニケーションをとりやすくする事ができると思うんです。最近ではtwitterなどを通じて知り合う人も増えてきてますが、得体の知れない人間とコミュニケーションしたいとは思わないですよね。twitterのプロフィールを見たりそこに貼ってあるブログのURLからブログを見たりしてその人がどういう人なのかを知って、その上でコミュニケーションができる訳で。

[超速報]Evernoteマンのテーマソングを早速作ってくださった人が現れたぞ!|OZPAの表4でも僕のブログを紹介していただいてます。ブログをやっていたからこそ、僕を知ってもらうための入り口(ブログのURL)を設置していただけましたし、皆さんはこの入り口からどんな人が楽曲を作ったのかという情報をブログを通じて知ることができます。

元々は他人であった人たちの交流がこういうところから始まっていくんですね。

まとめ

上記のことを踏まえて、僕がブログを書く理由は

  • 自分が知っている情報を提供したい
  • 自分を知ってもらう名刺として
  • コミュニケーションツール

というところです。

みなさんそれぞれの想いを持ってブログを書いてるはずなので、僕はこんな理由ですが僕とはまったく違った理由で書いてる人もいるはずですし、自由でいいと思います。

そして、なにより書くのが楽しい。それに尽きます。

もしこの記事を読んでブログを始めてみたいという人が1人でもいたら幸いです。

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