ChatGPTの使い方を知りたい方向けのウェビナー「仕事のやる気スイッチを押すChatGPTの使い方」の講師をしてきました。
日常的に使っている方とは違った悩みを抱えているように感じたんですが、もしかしたらChatGPTに対する意識の問題なんじゃないかと思ったので、僕なりに感じた「ChatGPTに慣れてない人が抱いているChatGPTへのイメージ」と、それによるつまずいてしまっているポイントをまとめました。
ChatGPTは難しいものだと思ってハードルをあげている
ウェビナーの参加者の方の声を聞いてみて、使う前から難しく考えすぎている人が多い印象でした。
僕の感覚としては、ChatGPTはユーザーインターフェイスがチャット型なことで、LINEなどのチャットツールと同じ感覚で使えるサービスであり、そのおかげでとっつきやすいと思ってました。
ただ、ChatGPTは「生成AI」というこれまで触れたことがなかった文化であるが故に、ユーザーインターフェイス云々ではなく、難しそうだから触りにくいという印象にすり替わってる感じがしてます。
ChatGPTに仮の人格を設定して、友達に連絡するくらいの気軽さで使うと、ハードルがグッと下がるんじゃないかと思います。
ChatGPTで何をしていいか、使う前から迷っている
難しいと思っているからなのか、使う前から悩みすぎて試行回数が少ないようです。
もちろん僕も最初は何を質問していいのか分からなかったんですけども、それでも何回も試しているうちに使い方が見えてきたので、使う前からあれこれと迷う必要はないように思います。
また、使ってないうちはネット上の情報を観てもピンと来なかったりするんですよね。使ってるからこそ情報が頭にスッと入ってくるので、まずは使い始めてみるのが大切です。
ChatGPTがすごい回答を出すものだと思っている
いざChatGPTを使ってみたものの、回答に満足がいかずに使わなくなってしまったという意見も聞きます。
これは、ChatGPTなどの生成AIを魔法のツールだと思い込んで使うと、「本当はすごい回答が出てくるはずなのに、私が質問してもちゃんとした回答が返ってこない」と思ってしまいがちです。
もちろん、用途によってはドンピシャの回答を出してくれることもありますが、トンチンカンな回答もたくさん出ます。
質問の仕方によって左右されることもありますし、無料版で使えるGPT-3.5では出力が難しいこともあります。
GPT-3.5が苦手なことについては下記の記事にまとめてますので、こちらもぜひご覧ください。
回答に期待しないことが大事だと思っているので、そんな話については下記の記事でまとめてます。
最後に
ChatGPTに過度に期待せず、気軽に触って慣れていって、日常生活のお供として活用できたら良いのかと思います。
僕は割と肩肘張らずに使っていて、「特定の分野に詳しい友達」くらいの感覚があります。
いろんなことに使える便利ツールなので、おそらくどなたにでも何かしらの使い方がハマると思いますので、ぜひ触りながら便利な使い方を模索してみてください。