東京都内を中心に「グルメバーガー」と呼ばれることもあるハンバーガーショップがどんどん増えて盛り上がってきています。
2016年頃から食べ歩きを始めて、ブログでも紹介してきましたし、KADOKAWAでのグルメバーガーの連載に携わっていたこともあり、だんだんと詳しくなってきました。
ハンバーガーについて記事を書くと、わかりにくい用語があると感じていたので、いくつか紹介します。
バンズに関するハンバーガー用語
まずそもそも「バンズ」とは何かっていうところからなんですが、ハンバーガーのパンは「バンズ」と呼ばれています。
バンズを半分にカットして、底に敷く方を「ヒール」、上に乗せる方を「クラウン」といいます。
ヒールを厚めにカットする店があったり、カット方法は様々です。
調理法もお店ごとに違い、オーブンで焼いたり、鉄板の上でカットした面だけを焼いたり、炭火の遠火で温めるお店もありました。
ちなみに、新宿「峰屋」のバンズはグルメバーガーのお店御用達で、新宿近辺では峰屋のバンズを使ってるお店が多いです。
パティに関する用語
ハンバーガーの肉はハンバーグではなく「パティ」と呼ばれていて、ハンバーグとは別物です。
つなぎを使わない牛肉100%であることが多く、フワッとしたハンバーグよりも、ステーキに近いような弾力があることが多いです。
機械で細かく挽くお店、手でカットして荒めのひき肉にするお店、細かい挽肉と荒くカットした挽肉を組み合わせるお店など、パティもお店によって様々です。
特に僕は「バンドチョップ」という、塊肉から手で切り出して成形して作ったパティが好きです。
また、最近では「スマッシュパティ」という手法で、鉄板に押し付けて焼くお店も増えてきました。
ハンバーガーのパティに使われる部位も様々ですが、よく聞く用語としては「チャックアイロール」というものがあります。アメリカ産の牛肉の肩ロースのことを指し、オーストラリア産牛肉の肩ロースは「チャックロール」と呼ばれています。
肩ロースは赤身肉に程よく脂肪が含まれていて、旨味が強い上に、肉汁が溢れ出てきにくいことからハンバーガー向きの部位です。
そのほかの用語
そのほかに思いつくハンバーガー用語をまとめておきます。思いついたら後日ここに追記していきますね。
ビルド
ハンバーガーに具を重ねていくことを「ビルド」と言います。
ヒールの上にパティを置くのか野菜を置くのか、お店によってどのようなビルドにするのかが違って面白いです。
バーガー袋
ハンバーガーを食べる際にソースなどが手につかないようにハンバーガーを入れる袋を「バーガー袋」と言います。そのまんまです。
バーガー袋はどのお店も形状がほとんど変わらないと思いますので、一つのお店で使い方を覚えたら、他のお店でも使い方を間違えないで済むと思います。
ポテトの名前の違い
ハンバーガーのサイドメニューには欠かせないフライドポテト。カットの仕方や調理法によって名前が違っていて、下記の記事にまとめてありますので、こちらも是非チェックしてみてください。
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