2023年11月7日にLogic Proが10.8にアップデートされました。
Mastering Assistantと32bit floatレコーディングが可能になったことがかなり大きな変更点です。
個人的に気になったところをピックアップして紹介します。
Ozoneのように使えるMastering Assistant
マスタリングツールといえばiZotope Ozoneという印象がありますが、Ozoneのように手軽にマスタリングできるMastering Assistantが搭載されました。
これまでDTM初心者の方にはもれなくiZotope NeutronとOzoneを勧めてきたんですけど、Logic Pro以外にもオーディオインターフェイスなどの出費がある中で、当たり前のように有料プラグインを勧めるしかなかったのがちょっと気がかりで。
Mastering Assistantがあれば、取り急ぎラウドネスを稼ぐなどの簡易的なマスタリング作業がパパッとできます。
YouTube用のBGMを作りたい映像クリエイターがLogic Proをちょっと触る、っていう場合に強力な武器になってくれそうです。
32bit floatレコーディングに対応
ようやくLogic Proも32bit floatレコーディングに対応しました。
これまで32bit floatのファイルを読み込むことはできたんですが、レコーディングはできなかったんですよね。
これによって、入力レベルをシビアに調整しなくても、編集段階でゲインの調整をすることで適正レベルに持っていけるのが便利です。
ただし、32bit floatレコーディング対応のオーディオインターフェイスを使用する必要がありますので、対応するハードを持ってない場合は買い換えるための予算が必要となる点には注意です。
iPad版から逆輸入されたSample AlchemyとBeat Breaker
iPad版に搭載されていたSample AlchemyとBeat BreakerがMac版にも登場。
実は僕はiPad持ってるのにiPad版のLogic Proを触ってないんです。リリースされた頃に引っ越しが決まってしまって、バタつきすぎてそれ以降触れてないんですよね。
ネット上の情報を見た感想ではありますが、Sample AlchemyもBeat Breakerも面白いことができそうなので楽しみです。
最後に
まだアップデートしてないので実際の機能はまだ使えてないんですが、Mastering Assistant・Sample Alchemy・Beat Breakerについては使ってみて気づきがあれば共有します。
あと、Logic Pro純正のプラグインだけでどれくらい曲が作れるかっていう実験もちょっとずつ試してるので、Mastering Assistantのおかげでより一層Logic Proだけで作った楽曲のクオリティは上げられそうです。