「MLC Subzero 100」というアンプシミュレータープラグインのレビュー依頼がありまして、無償提供いただいたので、僕なりに触った感想をまとめておきます。
8月末までセール中とのことなので、気になった方は概要欄のリンクからチェックしてみてください。
MLC Subzero 100のIRDX機能
まずはMLC Subzero 100の購入先リンクを貼っておきます。毎度おなじみPlugin Boutiqueで購入できます。
今回MLC Subzero 100を使うにあたり、まず下調べをしたんですけども、iZotopeプラグインの解説をされている青木征洋さんの記事がすごくわかりやすかったです。
こちらによると、通常のIRって「ある特定の音量」でシミュレーションしていて、音量を上げたり下げたりした時の音量ではなく「音質の変化」には対応してないそうなんですね。
それをIRDXは解決してくれているらしく、弾き方に応じていい感じの音にしてくれるとのことなんです。
この機能のおかけで、ルックスは完全にハイゲイン系アンプなんですが、クリーンやクランチでも使いたくなるアンプシミュレーターだと感じました。
MLC Subzero 100の音について
MLC Subzero 100のレビュー動画を作りました。ハイゲインだけでなく、クリーンとクランチも使ったサンプル曲が聴けます。
公式動画も貼っておきます。
他社製品のアンプシミュレーターと比較した感想
僕は普段Amplitubeを愛用していて、AmplitubeこそIRが優秀でリアルなサウンドっていう印象があります。
ただ、先ほどの通り、IRはある特定の音量でシミュレーションしているそうなので、実機のアンプを使うのと比べるとやっぱりニュアンスが付きにくい訳なんですよね。
とはいえ、Amplitubeを使ってて弾き手のニュアンスが再現されてないとは感じてなかったですし、今回MLC Subzero 100を弾いてみて、再度Amplitubeを使ってみてもやっぱり弾いてて気持ちいいアンプシミュレーターっていう感覚は変わりませんでした。
Amplitubeはアンプもキャビネットもエフェクターも種類が豊富なことも強みで、一点特化型のMLC Subzero 100はその辺りは不利な点だと思います。
Amplitube愛用者としてはどうしてもAmplitubeを持ち上げるような意見になってしまいますが、それでもMLC Subzero 100の音がバシッとハマればこっちを使いますし、これまでAmplitube以外のアンプシミュレーターにハマらなかった僕でもMLC Subzero 100は使いたいと思えたので、今回レビュー用にいただけたのは嬉しかったです。
最後に
総じて、いいアンプシミュレーターでした。
Amplitubeのモデルの豊富さは魅力的ではあるものの、結構いつも同じアンプモデルばっかり使っちゃうので、結局1ついいアンプモデルがあれば良かったりするんですよ。
そういう意味ではMLC Subzero 100が1つあればそれだけで満足っていう方は結構いるんじゃないかなと思いました。
気になった方はぜひチェックしてみてください。