僕が映像編集する時によく使っているオーディオ系プラグイン、つまりDTMで使うエフェクトのプラグインをまとめました。
元々音楽制作から入った人間ということもあって映像制作時に整音には気を使ってる方だと思っているので、映像編集されている人の参考になれば幸いです。
目次
映像編集でよく使うオーディオエフェクトプラグイン
この記事執筆現在、僕が映像編集でよく使っているオーディオ系のエフェクトプラグインは下記の通りです。
- WAVES MV2
- WAVES Vocal Rider
- WAVES S1 Imager
- WAVES Q10などのEQ
- iZotope RX
- iZotope Ozone
順番に紹介していきますね。
WAVES MV2
ここ最近最も頼りにしているプラグインが「WAVES MV2」。
低いレベルを持ち上げつつ、大きめな音声を少し抑えるために使ってます。
とりあえずこれを入れておけばだいたいいい感じになります。
WAVES Vocal Rider
MV2だけでも大丈夫なことが多いですが、MV2のHIGH LEVELのパラメーターを下げていくと小さい音量が思ってる以上に持ち上がってくることがあります。
そうなった時にはMV2の掛け方をほどほどにしておき、瞬間的に大きくなった音だけを「手コンプ」で押さえる用途でVocal Riderを重ねて使います。
ちなみに、音量が大きくなる瞬間がそんなに多くない場合は、Premiereの機能である「オーディオクリップミキサー(クリップごとの音量調整用のミキサー)」を使ってポイントごとに音量調整してます。
数が多い時はVocal Riderに頼るという感じです。
WAVES S1 Imager
録音環境によって、ステレオ感が広がりすぎている場合があります。
そんな時にはモノラルにしちゃうか、S1 Imagerでステレオ感を狭めるかで対応しています。
ただ、最近知ったんですけど、Premiereに標準でついている「ステレオエクスパンダー」を使うと全く同じ効果を得ることができるので、僕のように元々持っていたという方以外はステレオエクスパンダー使ってください。
WAVES Q10などのEQ
EQも使うことがあって、例えばWAVES Q10とか、Sonnox Claroあたりを使うことが多いです。
喋り系コンテンツを編集することが多いのでローカットするくらいですが、気になる帯域があれば処理することもあります。
iZotope RX
ノイズ除去ソフトの「iZotope RX」も多用するプラグインの一つ。
撮影場所にもよりますが、特にエアコンは消せないことがほとんどで、エアコン・換気扇のようなうっすらと入り込んでしまう雑音を消すために使ってます。
RXのバージョンが8時点での動画ですが、どれくらいノイズが消えるか参考になりますので貼っておきますね。
iZotope Ozone
「iZotope Ozone」はマスタリングでよく使われるプラグインです。
映像編集の最後の段階で音圧を稼ぎたい時に使ってます。
マキシマイザー系のプラグインであれば他のものでも代用可能ですし、必ずしもOzoneである必要がないのですが、使い慣れてるからという理由で使ってます。
オーディオプラグインをPremiereで使う方法
今回紹介したオーディオプラグインをPremiereで使う場合は、下記の記事の手順で読み込んでから使ってください。
動画でも解説してます。
音声を録音する時はどうしているか
整音の段階でできることは限られているため、なるべく録音時点で良い音で録るようにしています。
対談であれば現状「ZOOM F2-BT」一択です。32bit float録音でレベル調整なしで歪むことなく録音ができる最高のレコーダーです。このレコーダーと出会ってからカメラに音声を録音することをやめました。手軽さより音質優先してます。
また、ピンマイクは意外と周りの音を拾うので注意が必要です。体験談を下記の記事に記してます。
ちなみに、ピンマイクが使えない現場もあります。時間的な制約だったり、衣装的な制約だったりといろいろですが、ピンマイクがダメな場合にはガンマイクでフォローしてます。
「Sennheiser MKE600」は安価なのに高音質で気に入ってます。
最後に
いろいろと試しているところなので、あくまで現時点での最適解をご紹介しました。
3年前の機材やソフトはこちら。この頃からかなり現場経験も増えて機材も進化してますので、だいぶ変わってるなと思いました。