これまで密閉型のヘッドホンしか所有してなかったんですが、レコーディングのモニター用ならともかく、ミックス用にはセミオープンのヘッドホンが使いやすいという話を聴いて、試しに安価な「AKG K240 Studio」を買ってみました。
元々AKG K271を使っていたこともあって、装着感や音の方向性がかなり好みで、長く使っていけそうないい買い物ができました!
AKG K240 Studio
「AKG K240 Studio」は、サウンドハウスで6,000円台という、モニタリング用のヘッドホンとしては破格の価格設定なのに、周囲の評判もかなり良いです。
AKG K240 Studioの箱。
箱を開けたところがこちら。
AKG K240 Studio本体。
真上から見るとこんな感じ。頭に当たるベルトのようなところがよれてますけども、まぁ使ってたら慣れてくるでしょう。装着感が悪いとかではないので気にしないで良いと思います。
ケーブルを交換することもできます。スタジオでよく使われているSONY MDR-CD900STなどはケーブル交換できないので、断線したら本体ごと買い換えないといけないので、長く使えるのはありがたいですよね。
ステレオミニプラグでも使えるのがありがたいです。MacBookだけ持ってカフェに行って作業なんてこともできちゃいます。
ヘッドホンの側面に穴が空いています。ここから音が漏れるので、マイクを使ったレコーディング時や、電車に乗った時などのリスニング用には向いてません。
セミオープンのヘッドホンの良さ
AKG K240 Studioは「セミオープン型」のヘッドホンです。
セミオープンのヘッドホンは、密閉型に比べると「高音・低音がバランスよく出る」そうで、これがミックスする時に使いやすいと言われている理由だそう。
詳しい原理については「創造の館」というYouTubeチャンネルの動画をご覧ください。
音が外に漏れない密閉型のヘッドホンはレコーディング時に必須なので、1つは持っておくべきなんですけど、セミオープンのヘッドホンはミックス用、もしくはリスニング用に持っておくと良いかなと思います。
AKG K240 Studioを使ってみての所感
AKG K240 Studioを使ってみて、まず感じたのが、バランスの良い音だなと。低音から高音まで、特に癖がある感じがなく、バランス良く聴こえてる感じがします。
これまで密閉型しか使ってこなかったからわからなかったんですけども、セミオープンのバランスの良さってこれなんだなとようやく実感できました。
装着感については、イヤーパッドは口径が大きめで、耳を覆うような感じがかなり良いです。長時間つけていても疲れにくいのがいいですね。
音がバランスよく出ている、つまり高音が出過ぎてないのも、長時間つけていて疲れにくいという印象に繋がっている気がします。
最後に
ちなみに、SLEEP FREAKSの3272人にアンケートを取ったヘッドホンランキングでは、AKG K 240 Studioが4位にランクインしてます。安価なのに使い勝手の良いところが人気なんでしょうか。
元々がAKGのヘッドホンを愛用していることもあって偏った意見になってる気もしますが、ここまで安いととりあえず買って良い1台だと言ってもいいと思うので、気になる方はぜひチェックしてみてください。