に開催された東京ライフハック研究会vol.16に参加してきました。
通称「東ラ研」と呼ばれるこのイベントは2年ぶりの復活ということで、登壇者が豪華でした。
イベントレポとして、ざっくりではありますが全体通してご紹介していきます。
主催者によるオープニングセッション
「東ラ研」の主催者でありブログ「Hacks for Creative Life!」を運営している北真也さんによるオープニングセッション。
東ラ研の紹介からタスク管理とはどういうものかを熱く語ってくれました。
タスクシュートによるタスク管理
講演の本編は「シゴタノ!」の佐々木正悟さんによるタスクシュートの使い方から。
佐々木さんにとってタスクシュートとそれ以外とは全然違うものであり、タスクシュートではないといけない理由があるそうです。
「今日はこれとこれをやる」っていうのがタスクシュートと出会うまではできなかったそうで、「なぜタスク管理ができているのか」という問いには「タスクシュートを使っているから」と回答できるとおっしゃってました。
タスクを完了できない理由は「葛藤がある」「やる必然性がない」の2点であるというのが印象的で、通りでタスク完了できない訳だなと実感しました。
僕は追い込まれないとやらないタイプなんですけども、その日にやらないといけない必然性がないから先送りにしちゃうんでしょうね。
また、佐々木さんだけでなくこの後の倉下さんもおっしゃっていたことですが、記録するということは本当に大事ですね。
自分がなぜできなかったのかということを記録しないまま先送りにしていくことでどんどんタスクが溜まっていって崩壊していくんだなと。
記録を残すという意味でもタスクシュートは優秀なツールなんだなと感じました。
仕事を楽しくするタスク管理
2番手は「R-style」の倉下忠憲さんによる「仕事を楽しくするタスク管理」のお話し。
倉下さんは仕事を楽しくするためにタスク管理をされているとおっしゃっていて、そのための対策の一つが「コミットメントを限定する」、つまりいろんなものに手を出さないということ。
これがものすごい刺さりました。やれないことでタスクリストが埋まってる毎日だったので…。
最初からできないものはリストに入れちゃダメですね。そして、自分のできる範囲をもっと知らないといけないなと実感しました。
また、フリーランスは自由だけども「自由=楽しい」とは限らないから仕事を楽しくするタスク管理を実践しているというところに共感しました。
起業してからなかなか時間やメンタルの管理がうまくいかなくて悩んでいたので、今回の講義を通して仕事をもっと楽しくできるようにするような一歩が踏み出せた気がします。
ちなみにツールとしてはEvernoteとGoogleカレンダーを使ってタスク管理されているそうです。
Points of you
3番手は「ライフハックブログKo’s Style」のコウスケさん。
「Points of you(ポインツ・オブ・ユー)」というゲームのような思考の手法をワークショップ形式で教えていただきました。
▼こういうカードを元に1対1で対話しながら発想を広げていくというゲームで、思考のきっかけがつかみやすくて面白かったです。
お題としては、2016年に良かったこと・良くなかったこと・2017年にそれをどう改善するか、といったもので、少しの時間ではありましたが頭の中が整理できて良い年越しができそうな気がします。
会社員が行うタスク管理
トリを飾ったのは「あなたのスイッチを押すブログ」のばんかさん。
今回の登壇者の中で唯一の会社員でしたので、参加者のみなさんに近いタスク管理方法だったのではないでしょうか。
使ってるツールもTodoistとEvernoteとシンプル。行ってることはシンプルでありながらも、確実にタスクを処理していけるように構築しているのが見事でした。特にコンテキストをきちんと使い分けてるあたりが素晴らしいなと。
それにしても、Todoistは僕も愛用していますが、まじで超良いサービスですよ。
参加者によるLT
参加者の方によるLTは7名の方が発表されてました。
タスク管理っていうテーマでもいろんな視点があるものですね。
特に驚いたのは小鳥遊さん(@nasiken)のエクセルを使った独自のタスク管理ツール。世の中のツールに求める機能がなければ作っちゃえばいいとは僕も思っているものの、エクセルでここまでできるのかっていうくらい作りこまれていてすごかったです。
最後に
結局はタスクリストに「やる必然性がないもの」が多く書き込まれてしまって、それで仕事が楽しくなくなったり追い込まれたりしちゃうんだろうなと。
自分のできるキャパシティを理解しやるべきことを制限して、やれることだけを処理できるような環境を構築していこうと思います。