WordPressの移行先がEmDashでいいのか本気で考えてみた
先日「WordPressを脱却したい場合の選択肢を整理する」という記事を書きました。
この中でEmDashにも触れてますが、SNSでは謎の「WordPressはオワコン、いまはEmDashを使うべき」みたいな煽りを見かけて、それには流石に違和感だなと。
選択肢として考えるのはアリだけど、本当にEmDashが適してるかどうかは考える必要があるので、改めてEmDashについて考えてみました。
脆弱性はどんなものにもある
まず最初にEmDashの安全性について。
確かにWordPressは有名すぎて攻撃の対象になりがちですし、メンテナンスしてない人も多いし、知識や技術を持たずに安易に運用する可能性も考えると安全性について不安な面があることは否定できないです。
ただ、EmDashの方が安全かと言われると、結局はメンテナンスがしっかりできるかどうかとか、管理保守ができるならという但し書きをつける必要があると思ってます。
2026年10月21日の「CVE-2026-109618」「CVE-2026-109619」はPHPの重大な脆弱性でしたが、実はこの日にNode.jsの重大な脆弱性も見つかってたんですよね。
Node.jsはEmDashにも使われていて、「WordPressを置き換える次世代CMS」みたいに言われつつも、今回に限ってはWordPressと同じく脆弱性を突かれる可能性があった訳です。
こういうことに気づいて対応できるなら安全だと思います。
つまりWordPressだからどうって話ではなく、どういう技術や言語で作ろうとも、常に情報収集しつつ何かあったら即対応できる環境を作っておくことが大事だなと思います。
そういう意味では、まだユーザー数が少なくて知見が溜まってないEmDashの方が僕は不安だなと思ってしまいます。
WordPressなら情報が入ってくる速度も早いですし、ノウハウもあるので対応しきれますが、EmDashで即対応できるかどうかの自信はないです。
そもそもCMSを脱却した方がいい
WordPressのメリットとデメリットを並べた時に、メリットに上がってくるものの一つがCMSの使い勝手の良さだと思います。
EmDashのCMSもかなり使い勝手が良いと思いました。しかもWordPressよりもサクサク動いて快適です。
CMSを使う選択肢としては十分有力だなと思う一方、僕が運営しているサイトは10個くらいあるんですけどどれもCMSをほぼ使ってません。
ディレイマニアだけは、これまでの惰性でWordPressの投稿画面で記事を仕上げてますが、それもローカルで仕上げて本番にアップするだけです。
これを考えると、CMS自体が要らないサイトが結構多いんじゃないかなと思います。
ログイン機能のせいで攻撃されたりする可能性があるわけで、ログイン機能自体が本番環境にない方が安全だという考え方です。
もちろん、ECサイトなどはCMSがあった方が便利だと思うんですけど、ECサイトならShopify使えばいいですしね。
選択肢の一つとして考える程度が良い
現在の僕のEmDashの印象は、クライアントさんが「どうしても本番環境のCMSを使いたい」と言ってる時に最後の最後で出す選択肢っていうくらいの感じです。
触ってみて良いなと思うところはあったものの、そんなことよりCMSを使わないサイトを模索した方が将来性があると感じてます。
ウェブデザイナーの僕としては、EmDashを使ったサイトをいつでも提供できるように、自社サイトで実験をしている最中です。今後も使ってみて良いところを見つけたいと思います。

