先日、歌とコーラスのレコーディングに行ってきました。
僕が作った楽曲のレコーディングだったので、音源やガイドメロなどは僕が全て用意したんですけど、Synthesizer Vで作った仮歌が現場で便利すぎました。
シンセで作ったガイドメロよりも歌い手に寄り添っている仮歌
これまでもレコーディング現場では仮歌を使うことはありました。
歌のニュアンスなどを伝えるためには、仮歌を歌い手に聴かせるのが一番ですからね。
その上で、シンセで作ったガイドメロを用意して、かっちりとした音程を確認してもらえるようにしてました。
Synthesizer Vで作った仮歌は、この両方の良さを兼ね備えてます。
音程は全く狂いなく作り込むことができますし、歌としてのニュアンスも伝えられます。
その仮歌を作ることも難しくありません。歌詞入力がちょっと手間といえば手間ですけど、シンセで鳴らすガイドメロ用のMIDIデータが出来上がっているのであれば流し込むだけで作れます。
作るのが楽で、現場での確認も楽だし伝わりやすいし、メリットだらけでした。
今回初だったこともあってシンセで作ったガイドメロも持っていきましたけど、シンセメロが登場する機会は一度もなかったです。
無料の歌声データベースで十分
作品作りにSynthesizer Vを使うのであれば好みの声の歌声データベースを買う必要があるかもしれませんが、仮歌であれば無料で使えるもので十分です。
Synthesizer V 2からは、無料でもらえる歌声データベースが増えました。
以前から無料で使うことができたMaiは、ポップスにぴったりな女性ボーカルです。
僕は男性ボーカルのLiam (リアム)もダウンロードしまして、太めの男性ボイスで使い勝手が良いです。
中国語の女性ボーカルMo Xu (モーシュー)も良さそうなんですが、Liamとどちらかを選ぶ必要があったため諦めました。
Synthesizer V初代から使っている方であればMaiをそのまま無料でアップグレードすることができ、LiamかMo Xuを選べます。
Synthesizer V 2から使い始める方は、Mai・Liam・Mo Xuの3つから1つを選ぶ必要があります。
詳細は下記の記事にまとめてます。Synthesizer V 2を安く購入する方法も書いてますのでぜひご覧ください。
最後に
僕は最近作品作りにSynthesizer Vをよく使ってましたが、歌もののレコーディング現場での使い勝手を肌で感じることができました。
今度から歌ものは必ずSynthesizer Vで作り、その上でSynthesizer Vでの作品にするか、誰かに歌ってもらうかを決めるっていう流れでも良いなと思いました。