文字起こしツールは何を使っているのかという質問を受けることがあるんですが、僕は会議の文字起こしをしてなくて、例えば「tl;dv」のようなビデオ会議との相性の良い文字起こしツールを使ってません。
とはいえ、コンテンツ制作で文字起こしツールを使うことがあるので、僕が使っている文字起こしツールを紹介します。
目次
テキストを入力する用途で使うのは「UDトーク」
僕がデザインを担当したアプリ「UDトーク」は、自分が制作に関わったことで贔屓目に見ている訳ではなく、音声入力アプリとして信頼できるツールだと思っています。
AmiVoiceという音声認識エンジンは、特に会話の文字起こしに強くて、多少の言い間違いがあったとしてもうまい具合に文字起こししてくれます。
UDトークのアプリを起動して使ってももちろん便利なんですが、「UDトークキーボード」を使ってiOS純正のメモにテキスト入力する方法が便利で気に入ってます。
自宅でキーボード入力できないシチュエーション、例えばコーヒーを淹れている時間など、メモアプリを立ち上げてUDトークキーボードを使ってメモったりしてます。
動画のテロップを音声から文字起こしするのはPremiere Pro
動画のテロップを作るために、録音した音声データを文字起こししたいことがありますが、僕はPremiere Proユーザーなので、Premiere Proの文字起こし機能を使っています。
DaVinci Resolveにも文字起こし機能がきましたし、Vrewの文字起こしも評判が良いですが、一つの映像編集ソフト内で完結できるのはやっぱり手軽で良いです。
文字起こしの精度も十分ですし、欲を言えば「段落で区切ってほしい」とは思ってます。文脈は無視して文字数で区切られてしまうんですよね。
Tactiqが便利そう
ここから先は、僕は使ったことがないけども周りの評判などをみると良さそうな文字起こしサービスをちょっとだけ紹介しておきます。
議事録などをとるのに使える文字起こしサービス「Tactiq」についてけんすうさんが投稿していたこちらを見ると、かなり便利そうです。
Tactiq便利すぎる。
会議をする
↓
音声での文字起こしはもちろん、コメントやスクショなども全部含めて時系列で表示してくれる
↓
それをAIが要約してくれたりする
↓
ワークフロー機能で、Slackに自動的に投稿などができるので、会議を終えるだけで議事録をSlackに投稿してもらえるという。… pic.twitter.com/ZHUoBKCbZ5
— けんすう (@kensuu) October 15, 2024
音声からの文字起こしの精度は、おそらく今後各社の差が埋まってくると思ってます。
その上で何ができるかという、サービスとしてのメリットが重要になってくるはずなんですよね。
文字起こし用のハードウェアも良さそう
うちの奥さんが「AutoMemo」というレコーダーを使っています。
このレコーダーは、録音した音声データを元に文字起こしする機能もついていて、インタビューに使うとすごく便利だそうです。
文字起こしされたデータを見ながら「ここを聞き返したい」と思ったらすぐそこに飛べる機能がついていて、特にそれがインタビューとの相性良さそうだと思いました。
どんなシーンで利用するかによって使うサービスは変わりそう
今回紹介した文字起こしサービスは、それぞれ用途が異なっているため、利用するシーンに応じて選ぶのが良いと思います。
普段使いだったらUDトークがおすすめですけども、議事録+αまで求めるならTactiqは便利そうですし、インタビューならAutoMemoのようなハードウェア型がいいでしょうし。
また、僕自身が文字起こしサービスに詳しいわけではなく、僕が使っているものと僕の周りで使ってる人がいるものを中心に紹介したため、もっと他にも良いサービスはありそうです。
例えばTactiqの競合だとtl;dvとかNottaとか、AutoMemoの競合ならPLAUD NOTEなど。調べてみるといろいろ出てきますので、ご自身のやりたいことと相性の良いサービスをお使いください。