2024年9月12日、Adobe Firefly Videoが発表されました。
名前の通りAdobe Fireflyの動画版で、今年の末から利用できるようになるとのこと。
個人的には本命の動画生成AIがついに来たという印象です。
Adobe Firefly Videoのざっくり概要
Adobe Firefly Videoは、画像生成AIサービスとして提供されているAdobe Firefly同様、権利関係をクリアにしていることが特徴です。
Adobeが所有する大量の画像や動画を学習させることで、学習元を明確にして、商用利用する際にも安心して使えます。
RunwayのGen-3やLuma AIのDream Machineなどの動画生成AIと同じように、Text to VideoとImage to Videoで動画を生成することができます。
Premiere Proにも実装される
Adobe Fireflyの画像生成AI技術がPhotoshopやIllustratorに搭載されたように、Premiere ProにもAdobe Firefly Videoの技術を使った機能が実装されるそうです。
現状の動画生成AIは一連の流れを生成してくれるものばかりですが、Premiere Proで使えるとなると部分的な修正や調整ができるようになるはずです。
さすがにその修正や調整には技術も必要になりそうですが、After Effectsなどを使ってきた方たちであればすぐに順応できそうです。
カメラコントロールが可能に
これまでの動画生成AIは細かい調整がしにくいものがほとんどでした。
画像生成AIのようにひたすらガチャして当たりを引くのを待つしかなかったんですよね。
Adobe Firefly Videoはカメラコントロールができるそうです。これが革命的だなと。
動画にとって画角ってかなり重要な要素なので、他社の動画生成AIよりも自分のイメージに近づけることが容易になりそうです。
最後に
まだリリースされていないサービスなのでこの段階であれこれ推測してもしょうがないことではあるんですが、あまりにも突然やってきてあまりにも本命っぽさが滲み出てるのでブログにまとめました。
僕は長い間Adobe CCユーザーで、動画編集もPremiere Proを使ってますので、今後ますますAdobeから離れられなくなりそうです。