音楽生成AI「Suno」が作る曲はかなりクオリティが高くて、作品作りのアイデア作りをしてくれたり、場合によってはそのままいい感じの曲ができるので映像のBGMとして使ったりしてます。
そんな優秀なSunoですが、まだ発展途上ということもあって、癖というか特徴がわかってきたので、2024年4月時点でデメリットだと僕が感じていることを挙げておきます。
ドラムの音がハイ上げ傾向にある
僕は歌ものを作ることはなく、映像作品のBGM用にSunoを活用しています。
だからこそ感じることかもしれませんが、ドラムの音の高域がうるさ目です。
特にスネアが硬いんですよね。
Lo-Fi Hip Hopなどのジャンルを作ってもらうと、楽曲の雰囲気はそれっぽいのにドラムが鋭利に刺してくる感じがして耳障りがよくありません。
BGMとしては角が立ってない音作りをした方がしゃべりの邪魔にならないと思うので、Lo-Fiという指定をしたらLo-Fiサウンドにしてほしいなと思ってます。
チップチューンのドラムがチップチューンじゃない
これもドラムに関することですが、チップチューンを作るとドラムが生ドラム系の打ち込み音であることが多いです。
チップチューンなのでファミコンっぽいチープさを求めてるんですが、メロディーだけがピコピコ音の可愛らしい曲っていうだけでチップチューンに振り切れてない感じがします。
ループすることを前提には作ってくれない
繰り返しフレーズを作ってくれることは多くて自然とループしていることはあるものの、「ある程度のところでカットして頭の方と繋いでループさせたい」と思った時に自然につなげないことがあります。
もちろん、雑にカットしただけでスムーズにつなげるものもあるので、ループさせて尺を稼ぎたい場合はそれを基準に楽曲を選べばいいんですが。
尺を伸ばすための「Continue from this song」という機能もあるのでそれを使うことで尺は伸ばせますが、こっちはこっちで「楽曲の最後の方の雰囲気に引っ張られた曲ができちゃう」という別問題もあったりします。
それと、フレーズをずっとループされちゃうのもこれはこれで困りもので、飽きが来ちゃうんですよね。
この辺りのコントロールが難しいです。
曲名の語彙が少なすぎる
最後に音楽的な話ではないんですが、愚痴みたいな話を一つ。
曲を作る際に曲名をつけてくれる機能が便利ではあるものの、語彙が少なすぎます。
この影響で曲名が被りすぎて、ライブラリを振り返っても全然探せません。
また、曲を大量に作って一気にダウンロードした時に、どのファイルがどの曲かわからなくなってしまいます。
なので最近では、気に入った曲はいいねボタンを押すだけでなく、その場でちゃんとリネームするようにしました。この作業がめちゃめちゃめんどくさいです。
タイトルは適当な名前でいいので、とにかく被りにくいようにしてほしいです。
最後に
正直、これだけのクオリティの楽曲が作れるなら十分すぎるので全然問題ないんですが、敢えて言うならこういうところがあるので、気をつけて使っていきたいと思います。
どれも僕なりの回避策は編み出したので、上手に活用していきたいと思います。