Sunoで音楽が簡単に作れるようになったことで、音楽を作れない人でも楽曲を扱う機会が増えていきます。
ただ、楽曲をサクッと作れるからといって、誰にでもその楽曲を適切なタイミングで使えるかというとそんなことはないはずです。
今回はSunoを使って楽曲を作る際にあったら便利なスキルや知識について解説します。
生成された楽曲の良し悪しをジャッジする能力
ほとんどの生成AIで同じことが言えますが、生成AIが質の高いコンテンツを作れるようになったことでこれまでよりもディレクション能力が求められていきます。
パッと聞いていいと思った楽曲でも、BGMに使ったら「金物がうるさい」などの気になる要素が出てくる可能性があります。
下記の記事に一例ではありますが僕なりの考えをまとめてますので、こちらを読んでいただくとこんなことを考えながらBGMを作ってるということをわかっていただけるかと思います。
尺を調整する能力
Sunoはこの記事執筆現在2分の尺で楽曲が作成されます。
メニューにある「Continue From This Song」で続きを作ってもらうことも可能ですが、2分でバッサリカットされた楽曲の後にピッタリと続くように編集するためにはDAWの基本的な知識やスキルが必要です。
また、楽曲の構成がガチャガチャだったりすることが多いため、ある程度のところでカットしてループさせるなどの編集をした方が使い勝手が良くなることもあります。
尺の調整はもちろん、構成も踏まえた上での編集作業ができないと長尺の楽曲を作るのは難しいでしょう。
各パートの音量調整やエフェクトをかける能力
尺を調整する能力よりもさらに突っ込んだ知識やスキルが求められることもあります。
例えば、チップチューンを作ったのにドラムが生々しい場合、ウワモノとベースとドラムを分離させてそれぞれにエフェクトをかけて統一感を出したかったりします。
もしくは、シンプルに音量調整だけしたいこともあります。ドラムがうるさいことが多いんですよね。
そんな時に、各パートを分離するエフェクトやサービスを知っていて使いこなせるかどうか。また分離させた各パートを処理することができるかどうかでクオリティが変わってきます。
僕自身ミックスが得意な方ではないんですけども、それでもSunoで作られた楽曲をそのまま使うよりもクオリティを上げられる自信はあります。
僕が使っているエフェクトやサービスについては下記の記事にまとめてますので、こちらも参照してみてください。
最後に
Sunoがいかに優れたウェブサービスであっても、生成されたものを聴き分けることができて初めて武器となります。
また、それをブラッシュアップさせることができるとさらに人との差別化ができます。
個人的には僕が作った曲の方がカッコ良いっていう自信を持ってSunoを使ってますけども、Sunoも結構いいメロディー書くんですよ。なのでうまく共存していけたらと思ってます。
今後もSunoを活用する上でのポイントなどを共有していきますので、ぜひ皆さんも使ってみてください。