YouTube用のBGMはテンポを遅めのものがオススメという話をブログでまとめましたが、今回は定位の話です。
ステレオで録音できるマイクも多いため、そのまま採用するとしゃべり声が広がって聴こえちゃうんですが、個人的にはそれに違和感があるので、どのように編集するのが良いのか僕なりの回答をまとめておきます。
しゃべり声はセンターに寄せる
まず前提として、しゃべり声はセンターに寄せておくのが最適解です。
録音するマイク次第ではステレオで録音できるんですけども、例えば対談動画をステレオで録音していたとしても、しゃべり声はモノラルにしてセンターから出るようにしておくべきです。
以前にステレオのままにしてみたんですけど、声が左右から聞こえるのはすごく違和感がありました。テレビでもそうしてるはずです。
しゃべり声とBGMの主旋律が被らないようにしたい
BGMは主旋律が目立つような音源を選んだ場合、主旋律がセンターに配置されているため、しゃべり声と干渉する可能性があります。
音色によっては定位が被っていても気にならないと思いますが、歌ものだった場合は人のしゃべりと人の歌とで干渉します。
なので、よほど何かしらの意図がない限りは歌ものを採用しない方が良いです。
もちろん音量バランスで上手く調整できることだとは思いますが、インストが無難です。
左右が空くのでそこに配置した楽器が聴こえやすい
しゃべり声をセンターに置くことで、左右は空きます。
結果、BGMの左右の音が聴こえやすくなります。
例えばギターのアルペジオが左側で鳴っていて、右側ではピアノのバッキングが鳴っている場合、しゃべり声に対してギターとピアノがちゃんと聴こえるんですよね。
とはいえ定位を広げすぎると違和感があるので、違和感ない程度に広げておくとよさそうです。
最後に
BGMを作る際に、左右に楽器を配置することは自然に行なっている人が多いと思いますので、大事なのは「しゃべり声をセンターに配置」することと、「歌ものは避ける方が無難」っていうところを覚えておけば良いと思います。
主となるBGMはインスト、エンディング付近で歌ものが流れるという演出であればいいと思うんですけどね。ずっと歌ものだとしゃべりの邪魔になりがちだと思うので、バランスを見ながら採用するのが良いと思います。