2023年3月31日にMidjourneyが無料トライアルを停止するというニュースがありました。
停止することになった経緯に触れつつ、代替案についてまとめておきます。
目次
Midjourneyの無料トライアル停止について
まず、Midjourneyが無料トライアルを停止するというニュースのソースはこちらです。
停止の理由として大きく2つ挙げられていて、ひとつはアカウントを多数作って無料トライアル分の25枚を大量に作成した人がいたこと。
もうひとつはMidjourneyが生み出す画像がリアルすぎて、著名人のフェイク画像が作られてしまっていることです。
画像生成AIが生み出す画像の精度が上がればいずれ起こる問題だろうとは思われていましたが、Midjourneyはバージョン5にアップデートしたことで人間の指をちゃんと5本にできるようになるなど、かなり精巧な画像が生み出せるようになっていました。
禁止ワードを設定するなど対応はしていたようですが、プロンプトの入力次第でくぐり抜けることができてしまい、例えばトランプ氏のフェイク画像がSNSでバズるなどしてしまったようです。
無料プランは完全に終了したわけではなくあくまで停止であり、今後復活する可能性があるとのことなので続報を待ちましょう。
他の無料の画像生成AIサービスも将来的に有料化する可能性が
僕が最近よく使っているLeonardo.Aiという画像生成AIサービスも無料で利用できるため、今後ユーザーが増えることで同じように悪用する人が出てきて、無料プランが停止、もしくは機能制限されることがあるかもしれません。
現状のLeonardo.Aiは招待制でかなり待たされることもあり、捨てアカウントを作ることが面倒ではあるものの、やろうと思えばアカウントをたくさん作って登録しておくだけなので大量の捨てアカウントで大量の画像を作ることができてしまいます。
Midjourneyほど精巧な画像が作れるわけではなく、よく見ればAIイラストっぽさは残っているので仮に悪用されたとしてもフェイク画像だと見破れるとは思いますけどね。
何にせよLeonardo.Aiのファンとしては、せめてLeonardo.Aiは平穏であることを願うばかりです。
Leonardo.Aiについてはこちらの記事もご覧ください。無料プランでも商用利用可能なAIイラストを生成できる素晴らしいサービスです。
Midjourneyの作品はネットでいくらでも閲覧可能
Midjourneyの無料トライアルは停止しているものの、ネット上で作品を見ることができるため、どんな画像が生成されるかはイメージしやすいです。
たとえば下記のサイト、プロンプトを探してこれる「unprompt.ai」というサービスですが、どの画像生成AIを使って生成された画像かが表示されているため、Midjourneyでどんなプロンプトでどんな画像が生成できるかの参考にしてみてください。
Midjourneyの使い方について書いた記事
これまでにMidjourneyについて記事を書いてますので、過去記事へのリンクも貼っておきます。
最後に
Midjourneyは課金しないと商用利用ができないため、清く正しく利用している方であれば元々課金が必須でしたし、特に大きく変わった変更点ではないかなと思います。
ただ、画像生成AIを触ってみたいと思った方におすすめしにくくなったので、画像生成AIに興味はあるけれど課金するまでは踏み込めないっていう方は、ぜひLeonardo.Aiを使ってみてください。