先日公開したHacksTVとのコラボ動画にて、ChatGPTの使用例をいくつか紹介しました。
詳しくはそちらの動画を見ていただきたいのですが、結構長尺の動画になってしまったのと、紹介しきれなかった使い方もあるので、改めてまとめておきます。
あくまで現時点での僕なりのChatGPT使用例なので、今後も使い方がどんどん変わっていくとは思いますが、参考になれば幸いです。
書き始めるモチベーションをもらう
まず最初に紹介したいのが、書き始めるモチベーションをもらうという使い方です。
動画の台本やブログの執筆において、書き始めがものすごく億劫です。
そんな時はChatGPTに、「こんなテーマで書きたいので冒頭の文章を考えて」という具合に投げることで、そのテーマに応じた文章を出してくれます。
ChatGPTが出してくれた文章をそのまま使うことはほとんどなくて、その文章をリライトするように筆を走らせると、白紙の状態よりもスルスルっと文章が出てくることが多いです。
こういう使い方をすると、ChatGPTが出力される文章があっていても間違っていても、どちらでもいいので気軽にサクっと使えます。ただの話し相手として使うイメージです。
情報を置換してもらう
次に紹介したいのが、情報を置換してもらう使い方です。
当ブログではグルメ記事を書くことも多くて、店名や住所などのお店の情報をtableタグでまとめています。
ChatGPTが出てくるまでは、tableタグのテンプレートにお店の情報をコピペで書き換えていましたが、この作業がめちゃめちゃ面倒くさかったんです。
今ではChatGPTのおかげで、テンプレートと食べログなどの情報をChatGPTに投げるだけで、情報を更新してくれます。
こちらから与えた情報を加工するという使い方は、ChatGPTの得意とするところなので、応用が利く使い方だと思います。
コーディング
おそらく最もChatGPTに助けてもらってる作業がコーディングです。
ChatGPTはWordPressについてかなり詳しくて、例えば条件分岐のコードのよな簡単なものはサクっと回答してくれます。
ネットで公開されているコードをカスタマイズしたい時も、コードを貼り付けて改変したい内容を伝えれば、概ね正解のコードを出してくれます。
もちろん、ChatGPTが出したコードが間違っていることもあるので、あってるか間違ってるかをジャッジできる知識や技術は必要ですが、逆に言えばスキルさえあれば時短ツールとしてかなり強力です。
ChatGPTを使ってWordPressのコードを書いてもらうことは、僕がChatGPTを使い始めてすぐに便利だと感じた方法で、記事にもまとめてます。今では仕事で手放せなくなりました。
HTMLもCSSも詳しいので、聞いたら大体何でも答えてくれます。
例えばアニメーションのような、普段よく使っているわけではないプロパティについて書き方を忘れてしまっていても、ChatGPTに聞くことであっという間に解決します。
普段使い慣れていない言語についても、これまでだったら検索しようとしても検索する糸口すらつかめなかったことがありましたが、ChatGPTのおかげで一発で解決することもありますし、求めているコードを出力できなかったとしても、検索するきっかけをもらえるのがありがたいです。
句読点を入れてもらう
タダオトのYouTubeチャンネルでは、Premiere Proの自動文字起こし機能を使ってテロップを付けていて、動画が完成したらテロップのテキストデータを書き出して、それをそのままブログに流用しています。
ただ、動画のテロップでは句読点をほとんど削除しているため、ブログでは適宜句読点を入れる必要があります。
この作業をやり始めた頃は、文章を読みながら自分で句読点を挿入していたんですが、最近では文章をまるごとChatGPTに投げて、適宜句読点を入れてもらっています。
句読点を入れるタイミングが少なくとも僕の好みと合っているので、ほとんど修正することなくそのままブログに貼り付けています。
手で文章を書いたとしても句読点を入れる場所に迷うこともあるので、ChatGPTに修正してもらうという使い方はアリだと思います。
動画のテロップをブログに流用する手順については記事でまとめてますので、こちらをどうぞ。
雑なテキストをまとめてもらう(議事録など)
雑に書き出した文章をまとめてもらう作業にもよく使っています。
誤字脱字が多少あってもある程度汲み取ってくれるため、雑に書き出した文章をカテゴリー分けしながら並べ直してもらうなど、タスク管理などで便利に使うことができます。
また、ビデオミーティングの音声データを文字起こしして、そのテキストをChatGPTに丸投げして議事録を作ってもらうという使い方も便利です。
シンセサイザーの音作り
最後に、専門性の高いネタを一つ紹介します。詳細はまた別の機会にきちんと紹介しようと思っているんですが、ChatGPTをシンセサイザーの音作りに活用することもできます。
SerumというシンセサイザーでEDMでよく使われるSuper Sawの設定を教えてもらったことがあるんですが、ちょうど求めていたような音色になりました。
Serumはプリセットの入手が簡単なので、ゼロから音作りをしなくても様々な音色を扱うことができるものの、プリセットをカスタマイズしたい時にChatGPTに聞けるのがすごく便利です。
今回の記事のきっかけとなったコラボ動画
今回の記事のきっかけとなった、ChatGPTについて話したHacksTVとのコラボ動画がこちらです。動画の方が濃い話をしてますので、こちらも是非ご覧ください。
HacksTVとのコラボ、後編では画像生成AIについて話しました。こちらもどうぞ。
最後に
僕なりのChatGPTの使用例を6つ厳選してまとめました。回答が間違っていても活用できる使用例ばかりなので、有料プランでなくても応用できる事例だと思います。
もっと他にも便利な使い方があるとは思いますが、今回紹介したものは日常的によく使っているものばかりなので、皆さんもすぐに取り入れられるのではないかと思います。参考になれば幸いです。
今後もChatGPTは使い続けていきますので、他にも便利な使い方を見つけましたら情報を共有します。