ステレオ感を調整できるWAVESのプラグイン「S1 Stereo Imager」は音楽制作で映像制作でもよく使っています。
最近ステレオの左右を逆に録音してしまったことがあり、そのミスを取り返すためにS1 Stereo Imagerが活用できたので、その方法についてご紹介します。
WAVES S1 Stereo Imagerでステレオの左右を反転させる手順
S1 Stereo Imagerを使ってステレオの左右を反転させる手順はすごく簡単です。
S1 Stereo Imagerを立ち上げたら左下にある「←→」ボタンを押します。
するとこのボタンが赤くなりますので、これでステレオが左右反転します。
たったこれだけの作業でステレオの左右を入れ替えることができるので、手軽に使えて良いですね。
ステレオを逆に録音してしまったシチュエーション
ちなみに、ステレオの左右を逆に録音してしまったのが、この写真のようにレコーダーを向側に置いていたときでした。
手元の音声を録音したくてレコーダーを対面に置いたんですが、この録音方法だと映像と左右が逆になってしまうんです。
手前にレコーダーを置くか、レコーダーの上下を反転させないといけなかったんですが、現実問題そのどちらの方法も採用が難しく、結局は録音しておいて編集時にステレオの左右を入れ替えるのが最適解だなと思いました。
WAVES S1 Stereo Imagerの使い方
今回紹介したステレオの左右を入れ替える方法はどちらかと言えば裏技的な使い方で、S1 Stereo Imagerはステレオの広がりをコントロールできるのが特徴のプラグインです。
下記の記事でステレオの広がりを調整する方法について解説してますので、こちらもぜひご覧ください。
S1 Stereo Imagerは「WAVES HORIZON Bandle」に含まれており、個人的にWAVES製品を初めて買うならこのバンドルがおすすめです。
サウンドハウスで3万円しないくらいで購入できます。
最後に
ステレオの左右が逆になること自体がレアケースですし(本当なら録音するときに気をつけるので)、その左右を編集時に逆にする方法ってこれまで考えたことがなかったんですが、プラグイン一発で簡単に解決できてよかったです。
ちなみに「位相を逆にする」使い方もS1 Stereo Imagerではできますので、位相が逆になってしまったときや、あえて逆相にしたいときにもご活用ください。