先日、金属製のポップガードを購入しました。
コンデンサーマイクで歌やナレーションを録音する際に使うことが多いポップガードですが、個人的には金属製が好みなんですよね。
この度購入したポップガードを紹介しつつ、金属製のポップガードをおすすめする理由についても解説します。
STEDMAN PROSCREEN 101
僕が購入したのは「STEDMAN PROSCREEN 101」。
こちらは「ポップガード」、もしくは「ポップスクリーン」というアイテムで、マイクと口の間に挟んで使います。
発声した時にマイクに「吹かれ」とか「ポップノイズ」と呼んでいる、収音したくない音が入ってしまうので、それを防ぐ効果があるんですね。
ライブで歌う分には気にしなくても良いですが、レコーディングでコンデンサーマイクを使う場合によく使われます。
STEDMAN PROSCREEN 101のパッケージがこちら。
STEDMAN PROSCREEN 101本体はこんな感じ。首がグネグネと曲がるので位置調整の自由度が高いです。
スクリーン部分は細かい網目になっていて、吹かれや飛沫を防いで音だけを通してくれます。
マイクスタンドに設置するネジ部分。マイクスタンド側の形状にそれほど大きな違いはないと思いますが、多少太くても問題なく設置できます。
実際に設置してみたところがこんな感じです。マイクとの距離はお好みでどうぞ。
真正面から見るとこう。
金属製のポップガードをおすすめする理由
ポップガードは、ストッキングのような布製のものと金属製のもの、大きく分けると2タイプに分かれます。
布製のポップガードは安価なので、最初はこっちを選びがちですけども、個人的には金属製のものが好みです。「音質の変化」と「メンテナンスのしやすさ」に大きな違いがあるんですよ。
その特徴についてはパッケージにも書かれています。高域が削られることなく、水洗いができるのが金属製のポップガードのメリットです。
順番に解説しますね。
布製のポップガードは高域が削れる
以前に布製と金属製とで比較してみたことがあるんですが、思ってた以上に明確に音が違いました。
布製のポップガードでは高域が削れて、よく言えば柔らかい音になります。ただ、ポップガードも含めて音作りをして納得できれば良いのですが、マイク本来の音を生かせてないとも言えるんですよね。
ポップガード無しの音に近いのは金属製のポップガードでした。マイクそのままの音で録音したいなら金属製のポップガードを使った方が良いです。
金属製のポップガードは簡単に洗える
もう一つ重要なのが衛生面。金属製のポップガードは簡単に水洗いできます。
特にコロナ禍では重要だと思っていて、他人が歌ったあとに同じポップガードを何もせず使うわけにはいかないですよね…。
布製のポップガードも洗えないことはないと思いますが、金属製と違って洗ったあと吹き上げてすぐ使うというわけにはいかず、乾かさないと使えないですからね。
それと、布製のポップガードにカビが生えた経験があり、それ以来布製のポップガードは使うのやめようと思って金属製を愛用してます。
最後に
最近は歌を自宅で録ってなかったのでマイクもマイクスタンドもポップガードも、全て友達のレコーディングエンジニア宅に預けっぱなしだったんですが、コロナ禍で自宅環境を整えるにあたり全て買い直してます。
マイクスタンドはTAMAが最高ですね!詳しくは下記の記事で紹介してますので、気になる方はどうぞ。
マイクはAT-2035を所有していて、主にビデオ会議用として使ってます。歌を録ることになったらAKG C414あたりの良いマイクが欲しいです。