桜餅の「道明寺」と「長命寺」の違い

桜餅の「道明寺」と「長命寺」の違い
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桜餅には「道明寺」と「長命寺」の2種類があって、今では全国的にどちらのタイプも食べられると思いますが、地域によってどちらを思い浮かべるかは違うと思います。

僕は長命寺の方が馴染みはあるものの道明寺の方が好きなんですけども、先日2つを食べ比べてみたので道明寺と長命寺の違いについてまとめてみます。

小麦粉を焼いた皮で餡を包んだ「長命寺」

小麦粉などをクレープ状に焼いた皮で餡を包んだのが「長命寺」。関東ではこちらの桜餅が一般的かと思います。

僕も川崎生まれ川崎育ちなので、小さい頃から桜餅といえば長命寺でした。ただ、長命寺という呼び名を知ったのは道明寺の存在を知ってからで、今でも長命寺のことを「桜餅」と呼び、道明寺は桜餅とは別物の「道明寺」っていう食べ物っていうイメージが強いです。

「あけぼの」で買ってきた桜餅が長命寺でした。あけぼのでは皮の原料は白玉粉だそう。丁寧に巾着状に包んでいるため、いわゆる長命寺の「横からアンコが見える」あの感じは伝わらないと思いますが、

カットするとわかりやすいですね。

この皮が餅というにはモチっと感が少なくて、「ねっとり」という言い方が近いです。意外とこの皮って長命寺以外でお目にかかれない気がするんですよね。

個人的には大福の皮とか求肥とか、もっちりした食感の方がより好みなので、結局今後も道明寺を食べちゃうと思います。

餅米で作った「道明寺」

関西では桜餅といえば「道明寺」のことを指すことが多いようです。

蒸した餅米を粗く潰して作った餅でアンコを包んでいるのが特徴。見た目から全然違いますよね。ちなみにこちらは近所のお米屋さんで買ってきた道明寺です。

関東生まれの僕にとって小さい頃は馴染みがなかったものの、大人になって道明寺を知ってから、毎年必ず食べるくらい好きになりました。

もっちりとした食感も素晴らしいですし、米の旨味が最高です。餅菓子好きには道明寺がハマるんでしょうね。かしわ餅も好きなので、かしわ餅の食感に近いのはこっちですし。

桜餅の「桜の葉」は食べる?食べない?

かしわ餅の「柏の葉」を食べないことから桜餅の葉っぱも剥がしてしまいそうになりますが、桜餅の葉っぱは食べる前提で作られてます。

葉っぱが薄いこともあり、剥がそうとするとかなり大変だと思うんですよね。

塩漬けの桜の葉はアンコの甘味といいコントラストでおいしいですよ。

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最後に

今回食べたあけぼのの長命寺は白玉粉を使っているとのことですが、それでもやっぱりモチっと感は物足らないので、例えばタピオカ粉などを使ったモッチモチの長命寺があったら好きかもしれないです。

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