コロナ禍の影響で生配信需要が高まり、一気に品薄となった「ATEM Mini (エイテム ミニ)」がついに我が家にやってきましたので、ざっくりと使った所感をまとめておきます。
ATEM Mini Proという上位機種もあるんですが、敢えてATEM Miniを購入しましたので、ATEM Miniを選んだ理由についても書き残しておきます。
ATEM Miniがどんな機材なのか、ざっくりとした説明
ATEM Miniは、最大4台までカメラを接続できて、それぞれの映像を切り替えて出力できるという「ビデオスイッチャー」という括りの機材です。
カメラとパソコンを繋ぐインターフェイス的な役割も果たしているので、つまりは「ビデオキャプチャーカード」としても使えます。
以前に僕はビデオキャプチャーカードを買ったんですけど、こちらの記事で紹介しているものだと接続できるカメラは1台のみ。
2カメ以上を切り替えて使いたい時にはATEM Miniのようなビデオスイッチャーを使う必要があるわけですが、ATEM Miniが業界最安値っていうくらい安いです。Rolandで似たような製品があるんですけど10万円オーバーなので、気軽に買えないんですよね。
こちらがATEM Miniです。
左側がカメラの切り替えボタン郡。右側のボタンで切り替え時のアニメーションをコントロールできます。
背面にはカメラと接続するためにHDMI端子などがずらっと並んでます。マイク入力端子も2口ありますが、オーディオインターフェイスなどで別途突っ込んだ方が音質も上がりますしコントロールしやすくなるので便利だと思います。
本体以外についてくるのは電源アダプターのみ。カメラとの接続に使うHDMIケーブルなどは別途購入する必要があります。
ATEM Mini ProではなくATEM Miniを買った理由
ATEM Miniは2019年9月に出た製品で、2020年4月には「ATEM Mini Pro」という機能が拡張されたモデルが発売されました。
冒頭にも書いたとおり、僕が購入したのはATEM Mini。
ATEM Miniでは出来なかったものの、上位モデルであるATEM Mini Proでは出来るようになった主な機能は下記の通りです。
- USBフラッシュディスクへ直接録画ができる
- LANケーブルを接続して配信ができる
- マルチビューの出力ができる
これらの機能が追加されて価格はATEM Miniの倍くらいします。僕はこの金額差にひよってしまい、ATEM Miniをチョイスしました。
マルチビューっていうのは一つの画面で4つのカメラをプレビューできる機能ですが、僕の使い方だと必要なさそうだなと。ライブハウスなどで配信する人にとっては便利だと思うんですけどね。
ループバック機能付きのオーディオインターフェイスとの組み合わせ
最近オーディオインターフェイスも買い替えまして、こちらも生配信で活用できるようにループバック機能付きの「UR44C」を購入しました。
ゲーム実況のようなパソコンの画面を見せるタイプの配信をする場合、パソコンの音も一緒に配信に載せるために便利な機材です。
UR44Cのレビューもブログにまとめてますので、詳しくは下記の記事をご覧ください。
最後に
ATEM Miniは配信でももちろん活用できるんですが、動画撮影時に複数のカメラを切り替えるのにも便利なんですよね。
いろいろな使い方ができると思うのでいろいろ実験していきたいと思います。