動画撮影時に良い音で録りたいという欲が強く、いろいろと試した結果「TASCAM DR-10L」というピンマイクを購入しました。
オンマイクで録音できることと、リミッター・オートレベルなどの録音時の悩みを解決できる機能が付いているのが決め手となりました。
【追記 2022/04/05】レベル調整をしなくても音割れせずに録音できるレコーダー「ZOOM F2」を導入し、DR-10Lから乗り換えましたので、詳細は下記の記事をご覧ください。
目次
TASCAMのピンマイク「DR-10L」購入の背景
これまで動画撮影時には、リニアPCMレコーダーを使って音声を録音していました。
特に対談動画的なものを撮影する際にリニアPCMレコーダーを使ってまして、十分活用できていたんですが若干問題点もあって、その問題点と解決案について下記の記事でまとめてます。
「オフマイクになってしまう」「人によって音量が違っていてレベル調整が大変」といった課題を解決するために、ピンマイクがベストアンサーっぽいなと思ったので、この度TASCAMのピンマイク「DR-10L」を購入しました。
TASCAM DR-10Lを開封
まずはTASCAM DR-10Lを開封して、中身をご紹介していきます。
飾り気のない無骨な箱。
本体・ピンマイクの他に、単4の乾電池やベルトに止めるためのパーツなどが入ってます。
本体のサイズが思ってた以上に小さくて、邪魔にならなそうです。
iPhone Xとも比較しておきます。だいぶ小さいです。
マイクにはウインドスクリーンも付いてます。風が強い場所ではモフモフしたウインドスクリーンを追加した方がいいかもしれませんが、基本的にはそのまま使えます。
メディアはmicroSD。4GBのmicroSDが付属しています。
単4の乾電池1本で動くのもありがたいですね。急なバッテリー切れでもコンビニに駆け込めば解決できるので。
TASCAM DR-10Lの気に入ったところ
それでは、TASCAM DR-10Lの気に入ったところを挙げて行きます。
会話がクリアに録音できる
正直、ピンマイクをなめてました。こんなに小型なのにしっかりとクリアに録音してくれます。
スペック上のマイクの性能で言えばもっと良いガンマイクとかたくさんありますが、やはり口とマイクとの距離が近い方がよりクリアに録音できますね。
リミッター機能で過度のボリュームを抑えてくれる
リミッター機能もTASCAM DR-10Lを購入した理由の一つ。
録音するにあたり、音が割れてしまうほどのレベルオーバーって一番の御法度なわけです。
ただ、話す内容によってはテンションが上がって大声になってしまうこともありますし、手を叩いて笑ったりしたら拍手の音がレベルオーバーっていうこともあるわけで。
それをリミッター機能で抑えてくれるのはありがたいです。
オートゲインコントロール機能で小さくなった声を持ち上げてくれる
リミッターの逆で、オートゲインコントロール機能によって小さい音をある程度のレベルまで持ち上げてくれます。
こちらも結構あるんですよ。ずっと声が小さい人であれば全体を持ち上げればいいんですが、会話の中での音量差がある場合には部分的に音量を上げるのはめんどくさすぎて。
オーディオインターフェイスに直接突っ込めるワイヤレスピンマイクもおすすめ
TASCAM DR-10Lは高音質で多機能で素晴らしいんですが、あくまでレコーダーなので、カメラやパソコンに直接音声を送れないのがデメリットではあります。
最近「Sennheiser XSW-D」というワイヤレスピンマイクを使ってるんですが、オーディオインターフェイスにも直接挿せるため、ビデオ会議などでも活用できて便利です。
こちらのマイクが気になる方は、下記のレポ記事をご覧ください。
XLR端子で接続したい場合はこちら。
カメラに直接突っ込みたい場合はこちらをどうぞ。
映像作品の質を向上するための音の処理について
今回紹介したピンマイクで録音した音声データを、より一層良いものにするためにできることを下記の記事でまとめました。
ほとんどの作業をAIに任せることで簡単に良い音を創り出せますので、ぜひチェックしてみてください。
最後に
インタビューや対談の動画撮影でもピンマイク使いたいので、いずれは3台くらい必要になりそうなんですが、まずはこの1つでいろいろテストしてみて2台目以降もこのままTASCAM DR-10Lで良いのか見極めたいと思います。
また気づいた点があれば動画やブログでご紹介しますね。