椎名林檎の「丸の内サディスティック」の歌詞に出てくる楽器・機材の名前

椎名林檎の「丸の内サディスティック」の歌詞に出てくる楽器・機材の名前
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椎名林檎の「丸の内サディスティック」の歌詞には、楽器をやってないとピンと来ない単語がいくつか出てきます。

歌詞の解釈については触れず、「リッケン620・マーシャル・ラット・グレッチ」に関して、それぞれがどんなものなのかを解説します。

丸の内サディスティックに出てくる楽器・機材の名前

リッケン620

「リッケン620」とは、「Rickenbacker 620」というギターのこと。独特の形状のボディで、歌詞にあるように19万円くらいはするようなギターです。

おそらく一般的にはリッケンバッカーといえばビートルズというイメージがあると思われます。ビートルズの影響を強く受けているミスチルの桜井さんもリッケンバッカーを使ってます。

ACIDMAN好きの僕としては大木伸夫氏もリッケンバッカーのイメージが強いんですが、あんなに歪ませてゴリゴリに弾くようなスタイルにリッケンバッカーを使ってるのは珍しいパターンだと思います。ACIDMANを聴いて育った世代はそういう使い方をしてるのかもしれませんが。ちなみに、大木氏はRickenbacker 620ではなく、Rickenbacker 360FGユーザーですね。

マーシャル

「マーシャル」はギターアンプメーカーの「Marshall」のこと。アンプという機材は「ギターをつないで音をでかくする装置」のことで、ライブハウスやスタジオで常設されていることが多いのがMarshallのアンプです。僕もMarshallが好きでして、いつもスタジオやライブハウスに常設されているMarshallアンプを使っています。

こちらの動画の僕の背景に映りこんでるのがMarshallのアンプです。

クリアなサウンドからライブハウスを揺らすような激しいサウンドまで幅広くカバーできる万能アンプで、僕は特に煌びやかさや音の艶感などが気に入ってます。

ラット

「ラット」はギターのエフェクターの名称です。音を歪ませる「ディストーション」という種類のエフェクターで、音が太くて派手になります。

こんな音がするエフェクターです。

ラットでできることは明確で、万能なエフェクターというわけではないため、本当に「ラット一つを商売道具にしている」ギタリストが居たらめちゃめちゃカッコ良いですね。

僕も若い頃に椎名林檎に憧れてラットを買ってみましたが、なかなかじゃじゃ馬なエフェクターで、当時はまったく使いこなせませんでした。ヴィジュアル系バンドばっかりやってたから相性も良くなかったかなと思います。

グレッチ

「グレッチ」は、ギターメーカーの「GRETSCH」のこと。ベンジー(BLANKEY JET CITYのボーカリスト浅井健一氏のこと)が愛用しているギターが「GRETSCH G6119 テネシアン」だそうで、グレッチという一言でGRETSCH G6119 テネシアンのことを表していると思われます。

余談ですが、僕の父が昔グレッチを使ってたそうですが、グレッチの多くのモデルはボディに穴が開いてまして(ホロウボディと言います)、その穴にファンタグレープをこぼして紫色になってしまって以来グレッチを買うのはやめたと言ってました。グレッチユーザーのみなさんは気をつけてくださいね。

最後に

丸の内サディスティックの歌詞にはギターをやってないと分からない言葉が多いので解説記事を書いてみました。

ちなみに僕はギタリストですが、Rickenbacker 620もGRETSCH G6119 テネシアンも弾いたことがありません。

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