仮面ライダーアマゾンズのシーズン2が6月に終わりまして、毎週楽しみに見ていた作品が終わったことでの「アマゾンズロス」を感じながら日々生活してます。
タイトルに仮面ライダーと入ってますが、仮面ライダーをこれまで見たことがない人にもおすすめしたいくらい、シリアスでストーリー性のある作品でした。
仮面ライダーアマゾンズの魅力とは
昨今の平成ライダーはそれはそれで面白くて、子供だけでなく大人でも夢中になるんですけども、仮面ライダーアマゾンズはより大人向けに作られた作品です。
シーズン1は「野生のアマゾンと養殖のアマゾン」の2人の仮面ライダーを軸にしたもの、シーズン2は主人公の少年とアマゾンの少女とのラブストーリー。それぞれ切り口は違ってるんですけども、どちらも正義のヒーローが悪の組織と戦う図式は一切なく、アマゾンたちはアマゾンとしての正義のために、人間は人間の正義のために戦うところをリアルに見せてるのがすごく良いんですよね。
シーズン1では水澤悠(仮面ライダーアマゾンオメガ)、シーズン2では千翼(仮面ライダーアマゾンネオ)が、自分は人間なのかアマゾンなのか、そして誰を守るべきなのかという葛藤の中でグラグラしていく感じがたまりません。
ちなみに、シーズン2はシーズン1の5年後の話で、シーズン1に出てきた登場人物はほとんど出てくるんですが、その出てくるタイミングもすごくよくて、出てくるたびにぞくっとしてました。
戦闘シーンについて、武器はほとんど使わず殴る蹴るといった肉弾戦が中心で、必殺技もありません。Wikipedia見たら必殺技が乗ってましたけど、便宜上つけた名前という感じで、技名を叫んで突っ込んでいくみたいな描写は一切ないです。
武器以外のアイテム数も少なくて、変身ベルトはあるけど、変身後のフォームは1パターンのみ。(アマゾンオメガはシーズン2で変身後のフォームが異なりますが。)
こういうアイテム・演出の削減は子供にとっては物足らないかもしれませんが、ストーリーの方により集中して見ることができるので個人的にはありがたかったです。変身も「アマゾン」って叫ぶだけですしね。
テーマ曲の歌詞とのリンク
仮面ライダーアマゾンズはシーズン1の頃からもそうですが、終わり間際の盛り上がりがものすごいんです。
特にシーズン2の中盤以降は毎回がドキッとするようなラストなんですね。終わった直後に「次の配信はまだか!」って思うくらいの何かを毎回ぶっこんでくるんです。
その盛り上がってきたエンディング間際にテーマ曲がかぶって流れ始めるんですが、スタッフロールに切り替わったところで流れている歌詞が「さっきまで命だったものが辺り一面に転がる」なんですよね。
ここまで見事に作品とリンクしている歌詞。しかも生々しいフレーズ。曲の雰囲気だけでなく歌詞もしっかりと世界観を表していて、こういう細部に至るところまで作り込まれてるのがたまりません。
ちなみに、「さっきまで命だったものが辺り一面に転がる」の直後に「オーイエー!」って言ってるんですが、全然オーイエーじゃないです。
最後に
最終話の感じから、仮面ライダーアマゾンズシーズン3、もしくは映画化による続編はあり得ると思ってます。実現するかどうかは分かりませんが、期待したいですね。
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