僕が強烈に影響を受けたギタリストの1人、La’cryma Christi(以下、ラクリマ)のHIROさんが初となるギターインストアルバム「Gale」をリリースしました。
そのリリースイベントとして新宿ReNYにてソロライブが開催されましたので行ってきました!
HIRO初のギターインストアルバム「Gale」
ラクリマのメジャーデビューから数えるともう間もなく20年となるキャリアの中で、意外にも初となるソロアルバム「Gale」。ファンのみんなが待ちに待ったアルバムの収録曲はこちらです。
- 漆黒
- Blood Moon
- Like the Wind
- Steppenwolf
- Dear Phantom
- 甘い罠
- Fairies in the Forest
- Bare Fangs
- Vanity
- 穏やかな風
HIROさんと言えば異国情緒のあるフレージングが特徴で、今回のアルバムはまさにHIROさんらしさの出た作品となってます。
ライブのMCでご本人も「HIRO節炸裂のアルバム」とおっしゃってるほど、やりたいことを全力で形にしたというのが伝わってきました。
僕も音を拾ってみようと思いましたが、パッと聴いただけだと解析不可能なほど難解な楽曲の数々です。フレージングはもちろんのこと、転調が巧妙すぎます。
本編はHIRO・SHUSE・LEVINの3人による演奏
本作「Gale」はレコーディングメンバーもラクリマのリズム隊であるSHUSEさんLEVINさんコンビによって収録されており、ライブのサポートメンバーもお2人によるものでした。
HIROさん主催イベントで3人編成ということもあり、HIROさんがセンター、上手にLEVINさん、下手にSHUSEさんという配置。HIROさんのアンプはBognerではなくMarshallでした。
このアルバムはどの曲も難易度もかなり高く、ドラムのLEVINさんはカンペをずっと見続けているほど。HIROさんご本人も「俺も手元しか見てない」と言って笑いを誘っていました。
HIROさんメインのライブということもあって珍しくMCでも話を回してたんですけども、「Fairies in the Forest」の前のMCはとにかく長くて、20分ほど話してました(笑) 仲の良さが伝わってきましたね。
MCの中で印象だったのはレコーディング中のエピソード。SHUSEさんのベースレコーディングは実際に合うことなくデータのやり取りだけで完結したとのことで、こういうやり方ってラクリマほどの信頼関係がないとなかなかうまく行かないと思うんですよね。
今回行われたレコ発ライブのセットリストですが、先ほど紹介したアルバムの曲順でそのまま行われました。コンセプチュアルなアルバムだけに、その作品のストーリーにどっぷり浸れる最高のライブでした。
アンコールではKOJIも出演しラクリマの楽曲を演奏
アンコールではゲストとしてラクリマの相方ギタリストのKOJIさんが登場。ラクリマの楽曲をギターインストで披露してくれました。
セットリストがこちら。
- Zambara
- Forest
- Lhasa
- Ivory trees
- S.E.A
- THE SCENT
HIROさん作曲の楽曲のみの構成で、初期の曲ばかりでしたね。
ZambaraではSHUSEさんHIROさんのコーラスパートは活かしつつ、メインの歌メロがない中でもコーラスワークの映えるアレンジでしたね。
Forestの頭のサビに至ってはHIROさんが普通に歌ってました。おそらく会場の誰もが「歌うんかい!」っていう心の中でのツッコミを入れてたと思いますが(笑)
とにかくラクリマの曲はこれまで長い間聴いてきた楽曲だっただけに染みたというか、本編のギターインストももちろんカッコ良くて刺激的だったんですけども、ラクリマの楽曲はやはりテンションが上がってしまいます。
最後に
HIROさんの背中を追い続けてきましたけども、より遠くに感じてしまうライブでした。
そして、またラクリマの楽曲が聴ける日を楽しみに待ちたいと思います。
6月にはKOJIさんのギターインストソロアルバムがリリースされますので、こちらも楽しみにしてます。