先日Native Instruments(ネイティブインストゥルメンツ)のKOMPLETE AUDIO 6というオーディオインターフェイスを買いました。
コンパクトな制作環境を作りたくて購入したんですが、買ってみたら意外とバンドの同期ものに便利な機能がついてましたのでご紹介します。
KOMPLETE AUDIO 6のスペック
こちらがNative InstrumentsのオーディオインターフェイスKOMPLETE AUDIO 6です。
基本的なスペックをざっくり書くとこんな感じです。
- 6in/6out (そのうち2in/2outはS/PDIF)
- 24bit/96kHz
- MIDI in/out付き
- ファンタム付き(2chに対して1つのスイッチ)
- ヘッドホンアウトにDAWのアウト1/2か3/4のどちらかを割り当てることが可能
上記の通り6in/6outではありますがオーディオのインプットは4つ。
▼正面に入力端子が2つ。マイクも挿せるしラインも挿せるあの便利なやつです。
▼裏にライン入力が2つとアウトが4つです。MIDI in/outも付いてるので制作環境としては十分。
▼上側にはメーター各種が配置されていてこれが視認性高くて使いやすいですね。真ん中のでかいノブはメインアウトのボリュームです。これも使いやすくていいですね。
スタジオでアンプ録りしたいときもマイク4本まで使えますし(別途マイクプリが必要になるけど)、簡易的なドラム録りもできますよね。(トップに2本とスネアとキックに1本ずつとか)
音質に関して求めるならそれはMOTUとかRMEの10万オーバーなオーディオインターフェイスを買った方がいいとは思いますが、個人的には悪くないどころか結構気に入ってます。
電源はUSBのバスパワーのみでアダプタなしです。これがどれだけ音質に響くのかよくわかってませんが、懸念点があるとするならこれくらいですかね。
KOMPLETE AUDIO 6ならクリックだけをヘッドホンに送れる
本題ですが、同期もの使うのに便利な機能が付いてるんですよ。
先ほどのスペックのところで触れましたが、ヘッドホンアウトに別系統の出力を振ることができます。これが同期向きだなと。
DAWでステレオアウトの1/2をPAさんに送って3/4のアウトをヘッドホンに、ということができるので「クリックだけヘッドホンで聴いて外音には同期の音だけ流す」ということがスイッチ1個で簡単にできるんです。
▼この一番右側にあるスイッチでどちらのアウトをヘッドホンに流すかを選択できます。
電源がUSBのバスパワーなのでセッティングが楽っていうのもありますよね。ケーブル1本増えるだけでセッティングめんどくさかったりしますし。
ちなみに同じ価格帯のオーディオインターフェイスだとこれができるのは他に「STEINBERG UR44」もありましたので、あとは好みですかね。
またここまで話したことはヘッドホンアウトにこだわらなければ4アウト以上のオーディオインターフェイスでも可能なことなんですが、とにかく手軽さを考えるとオーディオインターフェイスだけでできるのはありがたいなと感じました。
最後に
僕は基本的に生演奏のバンドばっかりやってるので同期は使わないんですけども、もしなにかしらのバンドで同期が必要になったときには活躍してくれるなと思いました。
他社のオーディオインターフェイスをくまなく探したというわけではないので他にも良いオーディオインターフェイスはあるはずですが、値段も手頃で音質も良く機能がそろってるという点でかなりおすすめできます!
気になる方はぜひお試しください。