昔やってたバンドやら音楽活動を入れたら結構な枚数のCD出してるのに毎回忘れるのがプレスに出すときの手順。
次のリリースの時に思い出せない可能性が高いため、ブログに書くことにしました。
CDプレス業者へのデータ入稿の手順
CDを販売用に生産することを「プレス」と言います。
CD-Rにコピーすることとは全く別物で、お店に陳列されてるものと同じようなきちんとした製品を作ることができます。
ケースやジャケットなしでCDだけ作ることもできますし、ジャケットや盤面の印刷物込みで包装までやってくれるプランもあります。
今回は2ndシングルの「つまり」で使ったCDプレス業者に印刷から包装までやってくれるプランでお願いすることにしました。
100枚からという小ロットでプレスができて値段も手頃ですし、品質も悪くないです。
納期も2週間(土日を含み14日間)と短いので安心できます。
今回注文したのは「小ロットCDジュエル10ミリケース表紙4頁」を200枚で52,000円。
iTunes Storeでの配信も始まりますし、CDはグッズの1つと考えて現物としてのプレミアム感を出したいので200枚限定にしています。これ以上の増版はありません。
CDの価格にはプレス費用以外にもレコーディング費用などが上乗せされますので、上記の金額から割り出されたもの=販売価格ではないことをご了承ください。
マスターデータの用意
レコーディング、ミックス、そしてマスタリングまで済んだら、マスター用CD-RにマスタリングしたCDのデータを焼きます。
僕がいつも使ってるのは太陽誘電のマスター用CD-R。
マスターデータを焼くために使うソフトはいろいろありますが、僕はMacでLogicユーザーということもありWaveBurnerを使ってます。
マスターが完成したらCDプレイヤーできちんと再生してチェックします。確認して問題がなければ完成です。
デザインデータの用意
業者のテンプレートなどを使用してイラストレーターでデザインしたデータを用意します。
- 盤面
- 歌詞カード(ページ数分)
- バックカード
- 帯
などのデータですね。
今回は「つまり」のとき同様盤面を見せる形にしましたのでバックカードなし。帯もなし。
また、この手のデータの扱いに慣れてる人はいいんですが、慣れてない人は必ず注意書きを読みましょう。
たとえば
- カラーモードはCMYKにする
- 画像はepsで用意してイラレにはリンクで配置する
- 黒は4色ベタやスミベタではなく、合計250%以内のリッチブラックにする
- データはアウトライン化する
- イラレのバージョンを合わせる
といった細かい注意点がたくさんあります。
僕が昔そうでしたが、バンドでフライヤー作るときに初めてイラレを触ったので、上記のようなことを全く知らなかったんですよね。
その他諸々の手続き
手書きの書類が必要になる業者もありますし、メールでやり取りすれば済むところもあります。
あとはその業者としっかり連絡を取り合っていけば問題ないです。
底値プレスでは、音源のマスターデータはCDを郵送、デザインデータはメール入稿できます。
なので音源のマスターデータをメール便などで送るだけでおっけーです。
あとはすべてメールでのやり取りで完了です。
盤面印刷が裏から見えるようにひっくり返してもらう旨もメールで伝えました。
最後に
インディーズのアーティストであれば自分たちで発注することも多いと思います。
違う業者であっても共通することが多いと思いますので参考にしてください。
iTunes Storeで販売したい方は下記の記事も参照してください。