音声認識を使って、合言葉を発するだけでシャッターが切れるカメラアプリ「声シャッター」をリリースしました。
30作品リリースしてきたShamrock Records, Inc.が作る初めてのカメラアプリです。
声シャッター
音声認識と言えばAmiVoice。AmiVoiceと言えば僕と一緒にiPhoneアプリ開発しているプログラマの青木さん。
青木さんはAmiVoiceを使ったシステムの開発に携わり、ヒットアプリ「音声認識メール クラウド」の開発にも関わっています。
こんなに身近に音声認識の技術を持った人がいて生かさない手はないですよね。
といいつつも、音声認識を使ったアプリのアイデアがなかなか出なくて。
アイデアが生まれたきっかけは先日参加したEvernote Hackathon。
「クルマがある日常生活を充実させるためのアプリケーション/サービス」がテーマだったもので、運転しながらでも撮影できるアプリが欲しいなって思ったんです。
そこで僕が提案した「音声認識を使って事前に決めておいた合言葉をきっかけに撮影開始するアプリ」というアイデアを形にしたのが今回リリースした「声シャッター」です。
iPhoneアプリ開発を始めて約2年。ようやく音声認識を生かせたアプリをリリースできました。
声シャッターの使い方
使い方は簡単。決められた合言葉を発するだけでシャッターが切れます。
▼デフォルトの合言葉は「はいちーず」。「はいちーず」と言うだけで撮影ができます。右下の歯車アイコンをタップすると合言葉が設定できます。
▼横にするとシャッターボタンが2つになります。ユニバーサルデザインを取り入れました。
▼かけ声は自由に設定できます。
声を合図にするアプリなので基本的にシャッターボタンはおまけです。
ただ、声シャッター唯一の弱点は「騒がしいところだと音声認識がうまく働かないこと」。
こればかりはどうにもならないので騒がしいところではシャッターボタンを使っていただくことになるのですが、そこに一工夫して右手でも左手でも簡単に操作できるようにデザインしました。
シャッターボタンのでかさも特徴の1つ。ここまででかければ押しにくいと感じることはないはずです。
おすすめの使い方はどこかにiPhoneを置いて撮影する方法。これなら手ブレを気にせず撮影できます。(※ただし静かなところに限ります)
ボツアイコン紹介
アイコン制作時間は3時間半でした。2時間目指してたんですけど残念ながら達成できず。
▼この3パターンができるまでが2時間でした。ここで「マイク要らないんじゃない?」という話に。
実は、マイクのイラスト描くのに一番時間を費やしてまして(笑) どうにかマイク入れたいなと。
▼というわけで、もっとマイクが自然に映りこんでる風にしようと薄くしたり小さくしたり。でもうまくいかないので諦めてマイクを失くしてみたり、Postmaniaの口を持ってきたり。
▼上記アイコンがすべてボツになったので、最終的にレンズ部分を作り直して完成したのがこちら。
カメラのレンズをリアルに再現しようとするのは開始10分で諦めました。
いかにデフォルメするか、シンプルにするかを考えて、ぱっと見それっぽく見えるレンズ風の物体を目指した結果がこのアイコンです。
紫色のレンズも銀色のフレームも緑色に光ってるフレアも、どれもうまく行ってかなり気に入ってます。
最後に
なかなか面白いアプリができたと思っております。
是非お手に取って使ってみてください!