リサーチ系の生成AIといえばPerplexityが代名詞とも言えるくらい認知されてきました。
後発でGensparkなども出てきましたし、ChatGPTでも検索エンジンを使ったリサーチは可能です。
そんな中でGrokの方が優れている点を見つけてしまったので紹介します。
GrokはTwitter内の情報を最速で調べられる
GrokはTwitterの機能なので、Twitter内の情報を元にしているのが特徴です。
Twitterに投稿されたものであればちょっと前に投稿されたばかりのものも参照してくれます。
このスピード感がGrokを使う最大の強みです。
【事例】任天堂がポケットペアを提訴した件
任天堂がパルワールドの開発元であるポケットペア社を特許権侵害で提訴した件がTwitterで流れてきた日がありました。
パルワールドのキャラクターがポケモン風だったことが一時期話題となってましたが、著作権ではなくて特許権侵害で訴えてるんですよね。
また、話の流れで「コロプラの件」っていうキーワードが目につくようになりました。
そういえば昔任天堂がどこかを訴えた話があったのでそのことだろうなと思い出しつつも、詳細を把握できてなかったので、Grokに聞いてみることにしました。
「任天堂とコロプラの件、詳しく教えて」と聞いた結果がこちらです。白猫プロジェクトの操作方法についての話だったことがここでわかりました。
続いて「これを踏まえて、パルワールドは何が悪かった?」と聞いた結果がこちら。
このように、タイムラインを眺めたり検索したりしなくても、Grokで大まかな情報を一気に把握することができるのは便利です。
もちろん、この情報は「Twitter上の情報を元に生成AIが生み出したテキスト」であり、二段階でフィルターがかかっていることには注意が必要です。
Twitterに上がっている情報に間違いがある可能性がありますし、それを元に生成したテキストにも間違いがある可能性があります。
「次の情報収集の足掛かりとして使う」という意識で使うのが良いですね。
調べたい情報は絞った方が良い
Twitterに投稿された情報を元に調べられるとはいえ、フォーカスを絞った方が効果的です。
例えば「今日Xで話題となった生成AIに関するニュースがあれば教えて」という広範囲な質問には答えてくれませんでした。
投稿を見て気になったものがあったら深掘りする、というフローで調査を進めるのがおすすめです。
最後に
ChatGPTに課金していると、Grokを使うシーンがあまりないなと思ってましたが、最近では結構使うようになってきました。
今回紹介した使い方は、Twitter内の話題に限って言えばChatGPTよりも情報の確度が高いのと、アプリを開き直さずにスマホでサクッと調べられるのが便利です。
現時点ではGrokを使うためにTwitterに課金してないといけませんが、有料プランユーザーの方はぜひご活用ください。