Midjourneyで生成する画像のクオリティを跳ね上げる「stylize」というパラメーターがありまして、最近stylizeの重要性を再認識しました。
stylizeのパラメーターを上げたり下げたりした画像のサンプルも載せつつ、stylizeがどんなパラメーターなのか紹介します。
目次
Midjourneyの「stylize」
Midjourneyの「stylize」というパラメーター、Discordでは「–stylize」もしくは「—s」というコマンドをプロンプトの最後につけることで付与できます。
例えば「—s 500」のように数字を加えて表現し、0から1,000まで指定できます。
Midjourneyのウェブサイトでは、Stylizationというバーを左右に動かして設定します。左端が0、右端が1,000です。
stylizeについての詳細は公式マニュアルをご覧ください。
stylizeが0の時と1,000の時の違い
stylizeが0の時と1,000の時の違いを比較してみます。
サンプル1 日本人の女性YouTuber
「日本人の若い女性YouTuberがカフェで撮影している」っていうプロンプトで作った画像です。
こちらがstylizeが0の時。
そしてこちらがstylizeが1,000の時です。だいぶ作風が違うのがわかります。
サンプル2 テーブルの上のコーヒーカップ
次に「カフェのテーブルに置かれたコーヒーカップ」のプロンプトで作った画像です。
こちらがstylizeが0。
stylizeが1,000の画像。こちらも背景のリッチさが向上している印象です。
このように、stylizeのパラメーターは数字の値がデカくなるほど質感が良くなります。
stylizeを上げたらいいっていうわけでもない
stylizeのパラメーターを上げるとカッコ良い仕上がりになりますが、これまでの経験上stylizeを上げたらいいっていうわけでもないのが難しいところです。
質感は良くなるんですが、画像の構図やアイデアなどが偏りがちという印象です。
例えば人物画像の場合は同じ構図で同じ表情ばかりになってしまってプロンプトによる細やかなコントロールが効かないことがあります。
stylizeのパラメーターを上げて作ってみて好みのものが作れたらそのまま使い、思った感じじゃなかったら値を下げてみる、という使い方が良いかもしれません。
僕は普段700くらいの値に設定したままにしてます。
最後に
Midjourneyとその他の画像生成AIが比較されることがありますが、正直stylizeのパラメーターを1,000に上げた画像の質感に並ぶ画像生成AIは今のところないと思ってます。
stylizeのパラメーターを触ったことがない方はぜひ一度お試しください。