音楽生成AIの「Suno AI」は、この記事執筆現在では無料プランでV2、有料プランでは上位バージョンのV3を使うことができます。
V3では楽曲生成精度が上がっただけでなく制作の工程が少し変わり、大きな変化としては歌が入らない「インストゥルメンタルの楽曲」を作ることができるようになりました。
Suno AIの有料プランでの作曲工程
Suno AIは現在進化している真っ最中なので、あくまでこの記事を書いている現在のUIではありますが、無料プランと有料プランとで操作性が変わっているので紹介します。
有料プランでは入力欄が一つというシンプルな構成に変化しています。Song Descriptionにプロンプトを入れて、Instrumentalのスイッチを入れるか入れないか、V3にするかV2に戻すか。この選択肢しかありません。
このシンプル構成なのに、V3の仕上がりはかなり良いです。サンプル曲をいくつか載せておきます。最後の1曲だけ歌入りの楽曲も参考に載せておきます。
- Tropicalハウスと指定したらJ-POPっぽくなったハウス
- 可愛い雰囲気のハウス
- ピアノを中心としたLo-Fi Hip Hop
- チルい感じのLo-Fi Hip Hop
- 切ない雰囲気のピアノソロ
- 歌入りのLo-Fi Hip Hop
Custom Modeでの作曲工程
Custom Modeのスイッチをオンにすると、無料プランと同じような作業工程で楽曲を作ることができます。歌詞を入れて、Style of Musicに雰囲気を入れて、タイトルを入力して作ります。
歌入りの楽曲を作るならCustom Modeがいいかもしれません。
YouTubeのBGMなどでは歌なしの楽曲が使いやすい
有料プランでインストモードが追加されたのはかなり嬉しいアップデートです。
Suno AIが登場した頃、歌入りの楽曲をこのクオリティで作れるのがすごいと騒がれたんですが、個人的には「あとはこれで歌が入ってなければ最高なのになぁ」と思ってました。
YouTubeなどでBGMとして使うとしたら歌が入ってない方が使いやすいですし、何より歌を入れるのであれば作曲は自分でやりたいんですよね。作曲が好きなので、その工程を生成AIに任せたくないなと。
とはいえ、歌入りの楽曲を作ってもらうことで、メロディーのヒントをいただけることもあるため、たまに作ってもらうとこれはこれで使い道がありそうだなと思いました。
商用利用が可能かどうか
商用利用が可能かどうかを調べてみたところ、課金すれば商用利用可能とのことです。詳細は下記の記事にまとめました。
無料プランでは商用利用ができないのと今回紹介したV3が使えないものの、歌詞を入力しないことでインスト楽曲を作ることは可能ではありますし、毎日5曲生成できるだけのクレジットがもらえますので、まずはお試しでチェックしてみてください。
最後に
インストモードのおかげでSuno AIを使ってみたいという方も増えそうです。
無料プランでも歌詞を入力しないことでインスト楽曲を作ることはできるんですが、たまに歌詞が入ってない人の声が入ることがあるので、確実にインストを作りたいなら有料プランをお試しください。