Suno AIはいい感じの楽曲を作ってくれるので、ちょっとしたBGM程度であれば作ったまんま使ってもいいくらいのクオリティの高さです。
ただ、より良い曲にするためにはさまざまなツールやエフェクトを使った方が良さそうなので、現状これが良さそうというものをいくつか挙げておきます。
楽器を分離できるツール
各パートごとに分離ができれば、音量を調整したり、個別にエフェクトをかけたり、いろいろなことができるようになります。
iZotope RXのMusic Rebalance機能を使えば、大まかな楽器の音量調整が可能になります。
ただ、ちょっと分離の精度が高くなくて実用的ではなかったです。元々そういう使い方をするプラグインでもないですしね。
今注目しているのはmoisesというウェブサービスです。無料プランで試してみたところ結構いい塩梅だったので、もしかしたら今後課金して実戦投入するかもしれません。
RC-20 Retro Color
ローファイ感を演出するのにお馴染みのRC-20 Retro Color。
Suno AIは音質が荒めというかざっくりとした感じで仕上がるので、Lo-Fiに振り切ってしまった方が扱いやすいです。
音量調整しなくても、Lo-Fiエフェクトをかけるだけでも聞いた感じのなじみは良くなったりしますので、ガラッと質感を変えても問題なければまずはこちらを試すのが良さそうです。
ディレイやリバーブ
終わりの処理にディレイやリバーブで残響感を残してごまかすことが多いです。
なにしろ終わりに向かっていくように作ってくれないので、何かで終わらせるしかないんですよね。
長く伸びたフレーズをどうにかして終わらせた感を演出してます。
Splice
Spliceで素材を拾ってきて被せるのもおすすめです。
リバースFXとインパクトで繋ぎをスムーズにする手法は、Suno AIで作った楽曲に限ったことではない常套手段です。
普段からリバースFXとインパクトの素材は溜め込んでるので、それをひたすら使ってます。
最後に
Suno AIで作った楽曲を作品としてどこかに出すっていうことはあんまりないとは思いますが、映像のBGMなどのちょっとした所に使う用途は増えていくはずです。
そんな時に、尺を伸ばしたいとか流れを変更したいとか、そういったニーズにも応えられるようにDAWとプラグインの操作は普段からしっかり鍛えておいた方が良いと思います。
個人的にはLogic Proがおすすめで、YouTubeで解説動画も出してますので、そちらもぜひご覧ください。
例えば下記の動画のように、MIDIデータ化するとより柔軟にカスタマイズできるようになります。