2024年に生成AIがどうなるか予想&こうやって進化してほしい妄想

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コラムを書いてるpaiza timesにて「2024年もChatGPTの一強時代が続きそうだ」という記事を元旦に公開しました。

「ホントはこうなってほしい」という妄想にまで踏み込んで、改めて自分のブログでもまとめておきます。

とりあえずChatGPTだけ触っておけばOKな時代が続きそう

冒頭で紹介したコラムのタイトルにもある通り、当面はChatGPT一強時代は続きそうです。

GPTが生成AIとして優秀というだけでなく、ChatGPTのユーザーインターフェイスが便利すぎるんですよね。

わかりやすい例でいうと、Midjourneyで画像生成するにはプロンプトの工夫がかなり必要ですが、DALL·E 3であればチャットで何往復かやり取りするだけで簡単に画像を生成できます。

Midjourneyは英語オンリー、ChatGPTは日本語も使えるって言うのもでかいです。

他社の類似サービスが頑張ったところでChatGPTの便利さは越えられない印象なので、GoogleはSGEが進化してくれたらBardが進化するよりずっと便利だと思いますし、チャットでやり取りする系以外の方向性でガンガン伸びてほしいです。

音楽生成AIは音楽クリエイター向けのものがほしい

Suno AIっていう、テキストを入れただけでいい感じの歌もの楽曲を作れるAIが登場しまして、メロディセンスが良すぎて流石にびっくりしたんですけど、そろそろ音楽の完成品を作る生成AIじゃなくて、素材を作ってくれる生成AIが欲しいです。

いま一番欲しいのが、例えばギターの弾き語りをしたときに、そのギターのグルーブを解析して、最適なドラム、最適なベースを生成してくれる、セッション型の音楽生成AIです。

LogicにDrummerという機能があって、簡単にドラムフレーズを作ってくれるんですけど、現状のDrummerの機能だとこちらの演奏に合わせてくれる訳ではないので、修正が結構面倒なんです。

デモとしてざっくり演奏したオーディオデータに対してドラムを作ってくれればかなり時短になるので、こういう機能はめちゃめちゃ欲しいです。

あと、サンプル楽曲を聴かせたらそれに近い音色を提案してくれるAIとか。音選びって地味に面倒なんですよね。アナログシンセにそういう機能がついてくれたら最高です。

動画生成AIが実用レベルに

動画生成AIはRunwayなどを中心に着実に進化してる印象ですが、2023年中は実用レベルっていう感じがしませんでした。

ネット上の情報では動画を作るAIがすごいって話題はちらほら見ましたが、仕上がった動画がすごいっていうだけの印象で、このサービスを使ってこういう動画が作れそうっていうリアルなイメージには結び付かなかったんですよね。

とはいえ2024年中には実用的な動画生成AIは出てきそうだなと思ってます。

そうこう言ってる間にLeonardo.AiのImage2Motion機能っていうのが実装されて、パラパラ漫画っぽい仕上がりですけど近い将来もっといい感じになりそうな予感があります。

理想を言えば、Premiereなどの動画編集ソフトに生成AIの機能がついて、テキストで指示した内容のエフェクトをかけてくれるような、今の作業を楽にしてくれる動画生成AI機能の登場を期待してます。

画像生成AIはフォトショとイラレが本命

画像生成AIは、結局フォトショとイラレが本命です。

Adobe CCは月額6,480円と高額なため、代替ソフトを紹介している方も多かったんですが、生成AI機能によって代替の効かないアプリケーションに戻ってきました。

この記事執筆現在ではイラレのベクターデータ生成機能がベータ版のため商用利用ができませんが、正式リリースも間も無くだと思いますので時間の問題です。

画像生成AIのさまざまなサービスもそれぞれの魅力がありますが、デザイナーとしての利便性を考えるとフォトショもイラレもより一層手放せなくなりそうです。

最後に

生成AIによって、少なくとも僕の仕事では生産性が上がってるので、今後もどんどん進化してほしいです。

僕は仕事でももちろん使いますし、生成AI自体に興味のある生成AIオタクなので、今後もいろいろと試しながら良さそうなものがあれば紹介していきますね。

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