チューブのわさびには「生わさび」と「本わさび」があり、以前からどんな違いがあるのか気になっていたので調べてみました。
本わさびの特徴
まず「本わさび」から。こちらは「日本原産のわさび」を使っているものを指します。
西洋わさび(ホースラディッシュ)と区別するために付けられた名称だそうです。
さらに、「本わさび入り」と「本わさび使用」の2つの表記があるそうです。
その違いはエスビー食品のサイトに記載があったので引用します。
原料となる本わさびに関する表記方法は、「本わさび入り(原料中50%未満)」「本わさび使用(原料中50%以上)」となっており、主に西洋わさび(わさび大根)と混ぜあわせた割合を示しています。
知ってる? S&B「本生 本わさび」で使用するわさびは、本わさび100%(※)なんだって(※)原料わさび中の割合 | S&B「本生シリーズ」最香の贅沢 特設サイト | S&B エスビー食品株式会社
ちなみに、本わさびだからと言って国産とは限りません。
「日本原産のわさび」であれば本わさびを名乗れるため、中国産・ベトナム産なども多いとのこと。
「国産わさび」という記載がわざわざあるパターンもあって、そういう事情だそうです。
生わさびの特徴
一方で「生わさび」は、粉わさびとの区別をするために使われている名称です。
日本原産のわさびか西洋わさびかは問わず、わさびをすり下ろして作ったものを生わさびと呼ぶとのこと。
元々は「その場ですり下ろしたわさび」に用いられていたそうですが、すり下ろしたものをチューブ入りにしても生わさびと呼んで良いそうです。
ついでに「粉わさび」について
最後に、「粉わさび」についても少し触れておきますね。
その名の通り、乾燥させて粉状にしたわさびのことを粉わさびと呼びます。
生わさびの時と同様、日本原産のわさびでも西洋わさびでも粉状にしたら粉わさびなんですが、一般的には西洋わさびが多いようですね。
粉状にすることで保存期間が長いことが最大のメリットです。
個人的に、粉わさび嫌いじゃないです。パックの寿司の脇についてるわさびとか、安い海鮮丼のお店とか、粉わさびであることが多いですけど、あれで十分だったりするんですよね。
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最後に
こんな感じの雑学が好きで、他にも記事をまとめてます。
今後も雑学についていろいろと書いていきますので、ぜひ雑学について書いた記事の一覧も覗いてみてください。