先日アコースティックギターのレコーディングを、レコーディングスタジオに入ってエンジニアさんにお手伝いいただきながらやってきました。
自宅やリハーサルスタジオなどで録音するのもお手軽で良いのですが、僕なりに感じている「少しお金を払ってでもレコーディングスタジオでアコギを録るメリット」についてまとめてみました。
目次
アコギをレコーディングスタジオで録るメリット
アコギをレコーディングスタジオで録音する場合、僕がメリットに感じているのは下記の通りです。
- 部屋鳴りを気にしなくて済む
- レコーディングスタジオ所有のマイクを使える
- マイキングをレコーディングエンジニアにお任せできる
- ノイズ対策がしっかりしている
もちろん、自宅にしっかりとした防音室があり、マイクが一通り揃っていて、レコーディングについての様々な知識を持っている人であれば自宅で録音するのが良いですけども、ほとんどの人がそうではないと思いますので、上記の諸々はほとんどの人にとって特別なメリットになり得んじゃないでしょうか。
順番に解説していきますね。
部屋鳴りを気にしなくて済む
僕の自宅は吸音材なども貼ってませんし、そこそこ部屋鳴りがします。そういう部屋でギターを弾くと、ショートディレイのように実音から遅れた音をマイクが拾っちゃうんですよね。
レコーディングスタジオでは不要な部屋鳴りを抑えるために吸音材などで対処してくれてますので、安心して全力でギターをかきならすことができます。
リハーサルスタジオでも部屋鳴りは抑えられますので、この点についてはレコーディングスタジオでもリハーサルスタジオでもどちらを選んでも問題ありません。
ただし、リハーサルスタジオでは壁一面が鏡になってることが多いので、そこにカーテンがついていない部屋だと音が反響してしまいます。もしリハーサルスタジオで録音する場合はそういったところも気をつけて選びたいですね。
レコーディングスタジオ所有のマイクを使える
レコーディングスタジオには様々なマイクが置かれていて、そのマイクを使うことが可能です。
ほとんどの場合はマイクをレンタルするのに別途費用がかかることはないと思いますので、高価なマイクを使いたい場合にはむしろ割安になることもあります。
僕がよくアコギ録音で見かけるマイクは「AKG414」です。アコギも歌もドラムまで録れる超万能マイクなので持っておいても良いのですが、10万円近くするので誰にでもおすすめできるわけでもなく。
また、アコギ録音にはマイクを複数本使うことも多く、コンデンサーマイク2,3本を使わせてもらえるなら尚更割安感が出てきます。
マイキングをレコーディングエンジニアにお任せできる
マイクを使えるだけでなく、専属のレコーディングエンジニアさんにマイキングをお任せできます。
特に複数本のマイクを使う場合は位相のズレなどを気にしないと行けないので、知識がないとなかなか難しいと思います。
レコーディングスタジオでの1番のメリットはエンジニアさんの知識と技術をお借りできる点であると言っても良いんですよね。
ノイズ対策がしっかりしている
レコーディングスタジオはノイズ対策もバッチリ。当然これは自宅でも解決しておきたいことではあるんですが、ケーブルの接点や電源周りなど、細かいチェックポイントが多数あるので、それらを全てケアしてくれているレコーディングスタジオなら安心です。
また、先ほど紹介した部屋鳴りもある意味ノイズですし、エアコンなどの環境音などが入り込まないように対策もされてますので、純粋にアコギの音のみを録音できますね。
最後に
今回ご紹介したように、レコーディングスタジオで録音する方がもちろんクオリティはあげられますが、当然予算が見合わないという場合もあると思います。
その場合は、レコスタで録るメリットで挙げた項目について、完璧ではなかったとしても気をつけて録音できたら、自宅やリハスタのレコーディングでも良い音で録れるようになりますよ。
特に自宅でのレコーディングであればすぐにでも録音できますし、ぜひいろいろと試してみてください。