楽曲のテンポを表す音楽用語「BPM(ビーピーエム)」が、最近ではテレビでも普通に使われ始めて、中にはなんのことか分かってない方もいるんじゃないでしょうか。
というわけで、音楽用語のBPMについて解説します。
楽曲のテンポを表す単位「BPM」
「BPM」とは「Beats Per Minute」の略で、1分間に4分音符が何回鳴るかを表す単位です。
例えば秒針に合わせて手拍子するとしたら、「1秒間に1回 = 1分間に60回」手を叩くことになりますので、その時の手拍子のテンポは「BPM = 60」となります。
秒針に合わせて倍のテンポで手拍子するとしたら、「1秒間に2回 = 1分間に120回」手を叩きますので、「BPM = 120」です。
BPMは数字が低いほど遅く、高いほど速くなります。実際に秒針に合わせて手を叩いてBPM60を体感してもらうと分かるんですが、だいぶ遅いです。バラードでもこれより早い曲ばかりです。BPM120でようやくミディアムテンポくらいですね。
僕が曲を作る時は初期設定のBPMが割とテンプレ化してまして、一旦テンプレ的なテンポ感から作り始めて後ほど調整することが多いです。バラード系であればBPM80〜90くらい。4つ打ちのミディアムテンポの曲であれば130前後。アップテンポな曲であれば170〜180くらいです。
ちなみに医学用語で心拍数のこともBPMと言うそうで、同じように1分間に何回心臓の鼓動があるかを表す単位です。
楽曲を聴きながらBPMを割り出すために使うアプリ
BPMを割り出すことのできるiPhoneアプリをご紹介します。「Tempo」というメトロノームのアプリです。
割り出すといってもアナログ手法なんですが、楽曲のリズムに合わせて「TAP」ボタンをタップしていくとBPMが表示されます。
耳コピする時などに便利なんですよね。
Logic Pro Xを使えば楽曲から正確なBPMを割り出せる
より正確なBPMを測りたい時は、Logic Pro Xに入ってるプラグインを使うと便利です。
この記事を読んでいる方にとっては必要ない情報かもしれませんが、一応こちらもBPM関連ということで載せておきます。
最後に
いつの間にか日常的に使う言葉になっていたBPM。正確な意味が分かってない方も少なくないと思って解説記事を書いてみました。
音楽やってない人にとっては「数字が低いと遅い / 数字が高いと速い」ということだけ知っておいてもらえたら問題ないかと思います。