2019年4月17日、日本橋にある武田グローバル本社1階に「武田ライフシアター(TAKEDA LIFE THEATER)」がオープンしました。
オープン前日に行われたイベントに参加してきましたので、そちらの様子をご紹介します。
武田ライフシアター
武田ライフシアターは、「生命とカラダ」に関する情報を視覚的に学べるバイリンガルシアター型の学べる立ち寄りスポットです。10メートル以上のワイド画面で4Kの大迫力な映像が楽しめます。
実際現地に行ってみると、壁一面に広がる大画面はさすがに迫力あるなと感じました。
日本橋は江戸時代から「くすりの街」だったそうで、「地域社会の発展に資する施設になることを目指している」とのことで作られた施設だそうです。
第1弾の映像コンテンツは「腸」をテーマにしたもので、上映時間は約15分。腸の神秘・腸内細菌の役割・腸内環境の改善のヒントなど、子供にも分かりやすく、大人でも楽しめる映像となっています。
腸内環境を整えることで病気のリスクを減らすことができる
この映像制作に関わっている健康医療ジャーナリストの西沢邦浩さんから、腸をテーマにした今回の映像について解説していただきました。
食物繊維というのは「人間の体では消化や吸収ができない炭水化物」のことで、食物繊維が消化されずに腸まで届いたものが腸内細菌の餌になるそうです。
腸内細菌がその餌を食べることで活動が活発になり、腸の病気リスクを下げるだけでなく、体全体の病気リスクも下げてくれるとのこと。
消化されずに腸まで届いた食物繊維というのは「糖」で、食物繊維をあまりとらない食生活を送っていると腸内細菌は糖でできた腸壁の粘液層である「ムチン」を食べてしまい、それによって腸内細菌が腸を出て脳に攻撃することもあるそうです。
こんな体に役立つ話が、武田ライフシアターでは15分間で学ぶことができます。
入場無料ですので、ぜひ遊びに行ってみてください。
腸内環境を整える食事
この日のイベントでは、腸内環境を整える食事の一例をご提供いただきました。
水溶性食物繊維たっぷりのもち麦と、根菜のごぼう・人参の入ったおにぎり。
ビーツのポテトサラダ〜桜仕立て。じゃがいもは加熱した後に冷やすことで、大腸まで届くでんぷん「レジスタントスターチ」ができるそうで、ポテトサラダは腸内細菌の餌として最適の料理です。
加熱することで水溶性食物繊維としては働くわかめと、腸に良い成分を多くもつ大豆・厚揚げの炒めもの。
食物繊維はもちろん、必須アミノ酸を多く含んだ穀物のキヌアと春野菜を使ったサラダ。
どの料理もおいしくて、自分でも真似してみたいなと思いました。
最後に
年を重ねるごとに健康への意識は高まりますが、若い頃から腸内環境を整えておいた方がもちろんいいわけで、ぜひお子様のいらっしゃる方はご家族で行ってみていただきたい施設だと感じました。
また、こちらの映像を撮影したり、撮影したものをアップロードすることも禁じてないそうなので、遊びに行った方はぜひSNSなどで拡散していただけたらと思います。