2018年4月14日に発売されたBOSSのマルチエフェクター「GT-1000」を、2018年5月4日にようやく入手しました。
人気すぎて初回分の予約はいっぱいで、約1ヶ月遅れで購入することができました。
まずはざっくりと触ってみて、GT-1000の所感をまとめてみます。
BOSS GT-1000
BOSSのGTシリーズといえば、ギターを始めたばかりのギターキッズからプロギタリストまで幅広く愛されているマルチエフェクターで、BOSS GT-1000は2012年に発売されたGT-100から6年ぶりのアップデートとなります。
GT-5からGT-100までは見た目大きく変わらなかったんですが、GT-1000よりLine 6 Helixのような見た目に変わりました。
特にフットスイッチは従来のBOSSのプラスチックのペダルタイプではなくなりまして、こちらはこちらで踏みやすいです。
前上から見たところ。
GT-100と比較すると大きさがこんなにも小さくなっています。
BOSS GT-1000のよかったところ
1日ざっくりと触ってみて気づいた、GT-1000の良いところは下記の通りです。GT-10やGT-100も使って来たので過去の製品と比較してよかった点として挙げていきます。
- 1バンクのプリセットが4つから5つに増えた
- コントロールボタンが2つから3つに増えた
- センドリターンが1系統から2系統に増えた
- FXが2つから3つに増えた
- Delayが2つから5つに増えた
- 重量が1.2kgほど軽くなった
- 音がよりクリアになった気がする(解像度が高くなったような印象)
- 「マスターディレイ」に設定したディレイはプリセットを切り替えても音切れしない
こうやって羅列してみると、ドラクエのレベルアップのごとく色々と増えてますよね。
GT-1000が発表された時点で下記の記事を書いてるんですが、この記事で挙げた良さそうな点については期待通りだったなと。それ以外にいくつかよかったなと思えた点がありました。
特に嬉しかったのは、「マスターディレイ」に設定したディレイはプリセットを切り替えても音切れしないという点。この機能を待っていた人も多いんじゃないでしょうか。
厳密にいうと「マスターディレイを使った上で、マスター(エフェクターの最後のMSTという項目)でキャリーオーバーをオンにしている」場合に、プリセットを変更してもディレイ音が継続します。
逆に僕の場合は「プリセットを切り替えた瞬間にディレイ音も含めてブレイクさせる」という使い方もしていて、その場合はキャリーオーバーをオフにすることで実現できます。この使い分けができるのがいいですね。
センドリターンが2系統なのはありがたいですね。僕はBOSSの歪みよりも好きな歪みエフェクターがあるので、この2系統に歪み2発ぶっ込みます。
BOSS GT-1000のなんとかして欲しかったところ
逆に、デメリットというか「これなんとかならなかったのかな」という点がこちら。
- スイッチの上段とつまみの場所が近すぎてつまみを踏みそう
- 下段が全てプリセット切り替えボタンになったため「コーラスしながらディレイだけオンオフ」みたいなことがやりにくい
- これまでよりもシステムの階層構造はわかりやすくなったものの細かい設定の仕方はわかりにくい
おそらくほとんどの人が気にならないようなところだと思いますが、個人的にはスイッチの踏みやすさって重要でして、つまみを靴で踏むのが嫌っていう気持ちでライブ中にバンク切り替えがスムーズにできるのか不安です。
スイッチ自体は踏みやすいですし、横の間隔も問題ないんですけどね。つまみを踏みそうな上段の左側3つだけ神経使うんですよ。
また、コントロールボタンが上段にあるため、僕が頻繁に行うディレイのオンオフが演奏中にうまくできるのかなと。手前にあるボタンならサクッと踏めそうなんですが、奥側のコントロールボタンを踏んだつもりがプリセット切り替えになっちゃうっていう事故がありそう。
下段のプリセット切り替えボタンにエフェクトのオンオフを割り当てることも可能ではあるんですが、それをやるとプリセットの5番へのアクセスが面倒になるなと…。
上段のコントロールボタンなどにはプリセット切り替えボタンを割り当てることができないため、場所の入れ替えっていうわけにも行かないんですよね。自由度が高いようで若干制限があるんです。
まぁ、慣れの問題ですかね。使っていってどうしても慣れなければ、エクスプレッションペダルを追加することにします。
GT-1000購入後に設定したもの
GT-1000購入後に初期設定を済ませて、プレイ画面で使えるノブの機能を割り当てました。
下記の記事でご紹介してますのであわせてご覧ください。
最後に
僕はGT-10歴が長くて、GT-100を買って1年経たないくらいだったんですが、迷わずGT-1000を買ってしまいました。
ざっくり触っただけでこんなによかったので、まだまだ機能を深掘りできそうだなと思ってます。また何か発見があればブログで紹介しますね。