この記事は、reviews(レビューズ)より依頼を受けた企画です。
BenQのデザイナー向けディスプレイ「PD2710QC」をお借りしまして、2週間ほど使ってみました。
画面がすごくきれいで目に優しい機能満載で長時間使用することの多いデザイナーさんにぴったりの一台です。
また、USB Type-Cで接続できるため、特にMacBook Proユーザーにおすすめしたいディスプレイでした!
目次
BenQの27インチデザイナーディスプレイ「PD2710QC」
「PD2710QC」はMacユーザーに特化して設計されたモニターディスプレイとのことで、「USB Type-Cで接続できる」というだけではなく、「USB Type-Cで接続することで機能をフル活用できる」というくらい、特にMacBook Proを使ってる方に向けて作られています。
まずは外観から順番に紹介していきますね。
27インチのディスプレイは普段ノート型パソコンをメインで使ってる人にとってはかなり広く感じると思います。
高さ調整も簡単に。こちらが一番下まで下げたところ。
一番上にあげるとこの高さまで上がります。
画面は縦向きにすることも可能です。
足元にMacBook Airを置いてみました。こんな具合に手前にMacを置いて使うことを想定して作られていて、縦位置で使うとしっくりきます。
上記の写真では試しにMacBook Airを置いてみましたが、MacBook Proの15インチディスプレイを配置することを想定して設計されているそうです。
電源ケーブルなどの付属品がこちら。後ほど紹介しますが「USB Type-Cドッキングステーション」の電源アダプターと、ディスプレイとUSB Type-Cドッキングステーションをつなぐケーブルも含まれてます。
ディスプレイの裏側にはHDMI端子などが。
きれいで目にも優しい画面
まずこのディスプレイ一番の売りである「きれいで目にも優しい画面」について。
WQHD「2560×1440ピクセル」という解像度の2Kディスプレイで、画面の細部まで鮮明な画質を体感できます。ベゼル幅が狭いため数値上の大きさよりも画面を広く感じますね。
この圧倒的な色彩と解像度を誇るディスプレイに、「ブルーライト軽減機能・フリッカーフリー・アンチグレア」という目に優しい三拍子が揃ってるんですね。
フリッカーフリーというのは、画面のチカチカを抑えて目の疲れやダメージを軽減させるもの。アンチグレアというのはマット仕上げにして画面の反射を抑えるものです。
パソコンのディスプレイって長時間使用することが多いため、ブルーライトの軽減だけでなく、フリッカーフリーでアンチグレアな画面にだいぶ助けられるんですよね。
僕は普段Thunderboltディスプレイを使っているので、画面が反射しまくりなんですよ。アンチグレアのディスプレイっていいなと実感しました。
豊富なディスプレイモード
ディスプレイ向かって右の裏側には画面のモード変更などを行うためのボタンがあります。
このボタンを使って、用途に応じて画面モードを変更していきます。
ウェブデザイナーの僕にとって「sRGBモード」は特に重宝しました。ウェブに掲載された状態を想定してフォトショで加工していくんですが、書き出してみたら思ってた感じと違う時もたまにありまして、sRGBでの色味をリアルタイムに確認できると作業効率が良いんですよ。
もちろん他のディスプレイモードも便利なものが多く、暗い場所をより明確に視認できる「暗室モード」は特にありがたい機能です。
USB Type-Cドッキングステーション
個人的にUSB Type-Cで直接接続可能であるということがめちゃめちゃ嬉しいんですよ。まだあんまり対応しているディスプレイがなくて。MacBookやMacBook Proのユーザーにとってはありがたいですよね。
PD2710QCでは「USB Type-Cドッキングステーション」というものが付属していてこれが素晴らしいんです。変換アダプターや専用のケーブルを別途用意する必要もなくUSB Type-Cで接続できるだけでなく、電源供給も一緒にしてくれて、さらにハブのような役割を果たしてくれます。
ケーブル1本接続するだけで充電しながら、様々な機器とも接続できるというのはすごく便利です。
ディスプレイの足元にあるのが「USB Type-Cドッキングステーション」。左からEthernet RJ45ポート、Type-AのUSBポートが2つ、USB Type-CはMacなどと接続する端子、HDMIはディスプレイ側に出力します。
USB Type-Cドッキングステーションに向かって右側にはイヤホンジャックとUSBポートが2つ。まだまだこのタイプのUSBを使いたいことも多いので助かります。
最大4台までディスプレイを拡張可能
デイジーチェーニングにも対応していて、ディスプレイを最大4台接続することができます。
ベゼル幅が狭いディスプレイのデザインがここで生きてくるんですね。これくらいベゼルが狭いと横に並べた時に画面のつなぎ目が気になりにくいんですよ。
映像の編集やDTMなどで幅広い画面を必要とする方には重宝しそうです。僕であれば、ディスプレイ2台並べた状態でLogicを開いてオーディオトラックを横に長く表示させたら使いやすそうだなと思いました。(レビュー時は1台だけ借りていたので2台以上つないだ状態は体験できてません。)
BenQの他のディスプレイと比較して
PD2700Q
以前に「PD2700Q」というモデルをレビューしたことがあります。
このモデルの特徴は、「DualView(デュアルビュー)」という画面を左右分割する機能です。PD2710QCを2台並べてそれぞれのディスプレイモードにすれば実現できることではあるんですが、スペース的にディスプレイ2台の設置が難しいのであれば「PD2700Q」をチョイスするのはありだと思います。
SW271
また、カラーマネージメントモニター「SW271」というモデルもレビューしました。
カラーマネージメントモニターは今回のデザイナー向けモニターとはまた違って、写真を撮る方に特におすすめなディスプレイです。
遮光フードも付いてるし、SDカードを直接挿すこともできるし、ディスプレイモードをワンタッチで変更できるコントローラーも付いてきます。
写真の色味を高い精度で調整したいという方はカラーマネージメントモニターを選ぶのが良いと思います。
最後に
個人的に、手前にMacBook Proを置いて奥に大き目のサブディスプレイを置くという配置で普段から使っているため、そういう使い方を想定して設計されたPD2710QCはすごく使いやすかったです。
デザイナーにはもちろん、画面を広く使いたい映像作家や楽曲制作者にオススメしたいディスプレイでした。
PD2710QCの仕様などについては触れてきませんでしたので、詳しく知りたい方は下記の公式サイトもあわせてご覧ください。
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