先日レビュー記事を書いたLine 6のAMPLIFi FX100という製品、ファーストインプレッションとしてはそちらの記事の通りなのですが、その後掘り下げて使ってみていろいろ発見がありました。
そのうちの一つが楽曲に合わせてエフェクトの候補を出してくれる「Tone Matching」という機能。これかなりすごいです。
Tone Matching機能
「Tone Matching」楽曲に合わせてプリセットを選んでくれるという機能です。
プリセット数がかなりの数ありますので、弾きながら選んでいくという作業は地味ですけど超大変なんですよね。
ゼロから作ってももちろんいいんですが、近い音色を選んでカスタマイズした方が楽なことも多いですし、ギター始めたばかりのキッズには勉強になります。
▼左側のメニューから「Music Library」に入って曲を選択。曲を再生させるとおすすめのプリセットを提示してくれます。
この機能についてLine 6社の方にお聞きしたところ、いまのところ洋楽ではうまく機能するものの邦楽ではうまくマッチングしないことも多いそうです。実際ONE OK ROCKではうまく行きましたが、お茶の間にまだ浸透しきれていないアーティストではうまくいかず…。
サウンドを分析してトーンをマッチングさせているのではなく、オーディオファイル内のメタデータに従ってそれにマッチしたトーンをクラウド上から探して提示するという仕組みになっているためにそうなってしまうようですね。
今後ユーザーがクラウド上にカスタマイズしたトーンをアップしていくことで徐々にマッチングの精度が上がっていくということなので、ユーザーが増えればこの問題も解決できそうです。
最後に
Line 6の製品はいつもこういうところでわくわくさせてくれますよね。
また引き続きいじってみますので、なにかおもしろい発見がありましたら別視点でのレビュー記事を書きますね。