Line6社からAMPLIFi FX100という製品のレビュー依頼が来ました。
商品を送っていただきましたので早速使ってみましたが、iPhoneやiPadと連携が取れて、すごく使い勝手の良いエフェクターでした!
目次
AMPLIFi FX100
AMPLIFi FX100はマルチエフェクター型の製品です。
大きさは450W×248D×78Hmm、重さは3.4kg。僕が所有してるBOSS GT-10と比較すると一回り小さめでやや軽いです。
▼A~Dまでのボタン、タップテンポボタン、エクスプレッションペダルとシンプルな作りです。
エクスプレッションペダルの先端にはボタンがあって、ワウのオンオフなどができるようになっています。
入出力
▼入出力は写真の通りです。
- ギターIN
- メインOut(ステレオ)
- アンプOut
- ヘッドフォンOut
- USB端子
USB端子はなんの機能がついてるんですかね?オーディオインターフェイスとして使えるようになったりするのかな?
そして、センドリターンはないので、外部エフェクターを途中に挿すことはできないです。
AMPLIFi Remote
AMPLIFi FX100は「AMPLIFi Remote」というアプリで操作することができます。
この製品の最大の特徴は、iOSデバイスとの連携でしょう。
Bluetoothを使ったワイヤレス接続で音の設定をすることができます。しゃがんでつまみを回さなくてもいいんです!
▼アンプを選んだり、音色を決めたり、エフェクトのかかり具合を決めたり、かなり細かくいじれます。
操作性めちゃめちゃいいです!ギター弾きながらエフェクターのつまみいじるのって実は地味にしんどいんですよね。立ったり座ったりを繰り返すし、しゃがんでるときに足腰に負担がすごいので。
それが立ったまま、もしくは椅子に腰かけたままの姿勢でいじれるってのは本当に快適だなと改めて実感しました。
付点8分ディレイ
「delaymania」の僕としてはディレイの使い勝手が気になるところですが、付点8分ディレイをタップテンポで設定できるタイプでした!これがなかったらこの製品使わないです(笑)
▼iOSアプリ側で付点8分にセットして、画面のTap Tempボタンか本体のタップテンポボタンをBPMに合わせて押すだけ。
プリセットをクラウド上に保存
本体には100種類のプリセットが保存可能だそうですが、このアプリを使うとクラウド上にプリセットを保存することができるようになり、実質無制限にプリセットを保存することができます。
クラウド上にあるため、本体が突然故障してもプリセットを復元することが可能なのもいいですね。
ミュージックプレイヤーを使って1人セッション
iPhoneに入ってる曲を流しながらセッションすることもできます。
▼曲を選んで、楽曲の音量とギターの音量を調整して、あとはひたすら弾くだけ。
これは欲を言うとパンがついてたらよかったですね。左から楽曲、右からギターみたいに自由にパンを振れたら耳コピするのが楽だなと思いました。
チューナーもiPhone, iPadの画面で
▼チューナー機能も当然付いてます。しかも操作はiPhone, iPadの画面でできます。
iPhoneに直接挿してないというワイヤレスの状態でチューニングできる快適さ。
ケーブルのわずらわしさを感じないで済むのっていいですよね。
僕なりの総評
このエフェクター、かなり気に入りました。
操作性が良いことだけでかなり十分ですし、音もかなり良いです。
Line 6の他の製品を使ってる方ならわかると思いますけど、いままでのLine 6のあの音がしっかり進化してきてる感じ。
ちなみに僕はPOD2, XT Live, X3 Liveと使ってきてHDシリーズを飛ばしてるので、なおさら感動がありました。X3の頃よりはるかに音がよくなってます。もう7,8年経ってるので当たり前ですけど。
欲を言えばもう少しエフェクトが充実してたらメインマシンになってますね。さすがにBOSS GTシリーズと2台体制ってのはしんどいので…。
あと、ライブで使うことを想定するなら、LogicかなにかのDAWソフトを使って同期ものと一緒にプログラムチェンジ情報をペダルに送って曲の流れに合わせてプリセットを変えて行ってくれる機能とかあれば超便利だなと思うんですが、それって可能なんですかね?USB端子付いてるからそういうこともできたらいいなと思ったんですが。
以上、AMPLIFi FX100のレビューでした!
商品をお貸しいただいたLine 6のみなさん、ありがとうございました!!