日本では著作権のあれこれのせいでずっと使えなかったiTunes Matchが、よりようやく使えるようになりました。
iTunes Storeで買った楽曲以外でも、持っているCDをiCloudにアップしておいて、自分のすべてのデバイスでダウンロードできるようになります。
iTunes Matchを使うとどういうことができるのか
以前からiTunes in the Cloudというサービスのおかげで、iTunes Storeで買った楽曲に関しては同じApple IDでログインしているデバイスにダウンロードができるようになっていました。
iPhoneでさくっと買った楽曲を自宅のMacで再ダウンロード、っていう使い方が出来たわけですね。
これがiTunes Matchの登場によって、所有しているすべての楽曲をいつでもどこでも何のデバイスでもダウンロードできるようになります。
iCloudにアップロードできる容量に上限があります。25,000曲までです。
利用料金は年間3,980円です。Evernoteと同じくらいの価格なので手軽な金額ですね。
ミュージシャンの活用事例
リハスタでアレンジの作業してるとき、参考に他のアーティストの曲を聴くことがあります。
昔はそのために容量のバカでかいiPodですべての音源を持ち歩いてました。
iTunes Matchを使えば、この問題が解決します。
所有している曲は全てiCloudにアップされてる状態にできますので、容量の少ないiPhoneにも必要なときに必要なだけダウンロードするだけで済みます。
地震・火事・パソコンのHDD故障対策
地震や火事でのパソコン自体の破損、もしくはHDDの故障によって、データが救えなくなる可能性があることは常に考えないといけません。
なくなったら困るデータの上位3位以内に楽曲のデータが入ると思うんですが、実際いままでは自宅の外付けHDD以外へバックアップを取るくらいしか対策が取れなかったんですよね。
写真はFlickrやPicasaに逃がせばおっけーですが、音楽データだけは著作権うんぬんの問題でバックアップに適したクラウドサービスが全然なかったのです。
そこでiTunes Matchを使ってiCloudにデータを置いておけば、自宅のデータがすべて飛んでしまうことに対する不安と恐怖から解放されます。
最後に
安心を年間3,980円で買うと思えばそれだけで十分安い買い物ですし、さらには便利な生活を送ることができます。
音楽をいろんなところで聴きたい人にはiTunes Matchおすすめです。
過去に書いた記事もちょこっと関連してるのでこちらも一緒にどうぞ。