EVO Japan 2025に選手として参加してみて、格闘ゲームシーンの盛り上がりを改めて肌で感じました。
普段あまり大会に参加していなかった人たちも、「ちょっと出てみようかな」と思える雰囲気が広がってきているのかもしれません。
とはいえ、いざ大会に足を踏み入れると、耳慣れない用語がちらほら出てきて、特に「ダブルエリミネーション」「ウィナーズ」「ルーザーズ」は僕自身も最初はよくわからなかったので解説します。
ダブルエリミネーションってどういう仕組み?
ダブルエリミネーションは、「2回負けるまではトーナメントに残れるルール」のことです。
たとえば、普通のトーナメント(シングルエリミネーション)だと、一度負けた時点で脱落ですよね。
でもダブルエリミネーションでは、1回負けても敗者側のトーナメントに移り、もう一度チャレンジできるんです。
つまり、残機を2機持っている状態です。
僕は先日のEVO Japan 2025の初戦で負けてしまいましたが、もう1機の残機を使ってそこから6連勝してトーナメントを進めることができました。
ウィナーズとルーザーズの違いって?
大会中によく聞く「ウィナーズ側に残ってる」「ルーザーズ落ちした」というフレーズ。
これはどちらのトーナメントを戦っているか、を指しています。
- ウィナーズサイド(勝者側):一度も負けていないプレイヤーがいるブロック
- ルーザーズサイド(敗者側):1敗した選手が集まるブロック
ルーザーズサイドでも勝ち続ければ、最終的にはグランドファイナルまでたどり着けます。
ただし、残機は1機しか残ってませんので、決勝戦ではウィナーズの選手に2回勝たないと優勝できません。
逆にウィナーズ側にいるプレイヤーは、グランドファイナル時点でまだ無敗なので、1回だけ負けてもOKというアドバンテージがあります。
この「2回勝たないと逆転できない」という仕組みがあるおかげで、決勝戦ではドラマチックな展開が起きやすいのも特徴です。
最後に
ダブルエリミネーション方式は、初めて見るとちょっとややこしく感じるかもしれません。
- 1回負けても終わりじゃない
- ウィナーズ・ルーザーズの2つのトーナメントがある
- ルーザーズからでも優勝できる可能性がある
この3つを押さえておけば、観戦もプレイもぐっと楽しくなるはずです。
格闘ゲームの大会をもっと気軽に楽しむための第一歩として、「ダブルエリミネーションってこんな感じかも」と思ってもらえたら嬉しいです。