週刊少年マガジンで連載され、アニメ化もされている人気作品「シャングリラ・フロンティア」。
マガポケで読んでるところなんですが、面白いと思う反面、ところどころ違和感がすごくて、正直あんまり作品の本筋に没頭できません。
ゲームをプレイしているとは思えない言動が多い
シャングリラ・フロンティアという作品は、同タイトルのゲームをプレイしているという内容で、転生ものとかその類ではありません。
Wikipediaからあらすじを引用します。
フルダイブ型VRゲームが主流となった近未来。向上した映像技術にシステム面が追い付いていない、いわゆる「クソゲー」と呼ばれるゲームが数多くリリースされていた。そんな通常ならば忌み嫌われるクソゲーをこよなく愛するクソゲーハンター・陽務楽郎は、特大のクソゲー『フェアリア・クロニクル・オンライン』、通称「フェアクソ」をクリアし、一種の燃え尽き症候群になっていた。そんな中、行きつけのゲームショップ「ROCKROLL」の店主に勧められるがまま、クソゲーの対極に位置し「神ゲー」と評されている、登録者数3000万人のフルダイブVRゲーム『シャングリラ・フロンティア』(シャンフロ)を購入。プレイヤーキャラクター・サンラクとしてシャンフロの世界に足を踏み入れる。
このような作品なんですが、ゲームの世界である感覚が薄いです。
例えば、半裸のアバターに対して「なんてカッコしてるんだ」というセリフがあります。
アバターなんだから、姿形なんてどうにでもいじれるのに、現実世界の物差しに合わせたセリフが出てくるのはすごい違和感です。
アバターの性別も、操作しているプレイヤーの性別なんですよね。僕は男性ですけど、女性のアバターでゲームをプレイすることもあります。
スト6ではアバターを女性(龍虎の拳のキング風)にしてますしね。
こういうところがゲームっぽくなくて、異世界転生ものっぽく感じる点です。
ゲームだとしたら難易度が高すぎる
もしこのゲームが現実世界にあったら、間違いなくクソゲー扱いを受けます。
作品内では神ゲーと称賛されてるんですが、難易度が高すぎです。
登録者数3,000万人いるのに、主人公1人しか辿り着けてないイベントがあったりします。
そのイベントには偶然辿り着けたんですけど、他に偶然辿り着けた人がいないのも不思議です。主人公だけが3,000万分の1の確率を引いたわけです。
このイベントが存在することを他の人が知らないならまだいいんですが、イベントの存在は知られていて、そこに辿り着けた人がいることもバレてるのに、誰も運営に文句も言わずにネットも荒れない世界観は違和感すごいです。
最後に
シャングリラ・フロンティアは作画が美しいので読んでて楽しいんですけど、どうしても今回書いた違和感が拭えなかったので書き出してみました。
異世界転生ものでも違和感のある作品は多いですけどね。我々が住む世界の数百年前みたいな世界観なのに、考え方や倫理観が現代社会っぽすぎるとか。
作品としてはなろう系の面白い作品がたくさんあるので読みたいんですけど、その違和感にはいつまで経っても慣れないですね。