AIピカソの開発元であるAI Piccaso社から、画像生成AIの「CommonArt β」が公開されました。
生成される画像の精度がまだ高くないため現時点でほ実用性はないものの、取り組みが素晴らしいと思ったので紹介します。
CommonArt βの特徴
CommonArt βはHugging Faceで利用できます。
また、リリースにあたってnoteも公開されてました。
「学習に対する透明性が高い」のが特徴で、現在ベータ版ではありますが、ベータ版なのに「無料で利用できて商用利用が可能」とのことです。
ただし、生成できる画像のクオリティはまだ高くありません。
例えば「おしゃれなカフェのテーブルの上に置いてあるコーヒーカップ」と書いて生成された画像がこちら。おしゃれなカフェでもコーヒーカップでもないものができてしまいました。
「街を上から見下ろした風景」はそれっぽい画像に仕上がりました。ただ、現時点だとこれくらいのクオリティです。
CommonArt βのメリット・デメリット
CommonArt βのメリットとデメリットをまとめておきます。
CommonArt βのメリット
まずはCommonArt βのメリットがこちら。
- 無料
- 学習元がクリアになっていて著作権侵害の心配がない
- 商用利用ができる
- 日本語での入力にも対応している
ここだけ見るとめちゃめちゃいい感じの画像生成AIです。
CommonArt βのデメリット
続いて、CommonArt βのデメリットがこちらです。
- 現時点での画像のクオリティが高くない
- 日本の知識が少ない
- 美女やアニメが生成できない
一言でまとめると「まだ学習が足らない」っていうことなんですが、これは時間の問題ですので、じっくり待ちましょう。
現状だとカッコいい画像が出てこないどころか、実用的な画像は生み出せないっていう状況なので。
最後に
ユーザーとして安心して使える画像生成AIの選択肢は多い方が助かるので、こういう取り組みは応援したいです。
権利関係がクリアな画像生成AIはAdobe Fireflyくらいしかないので、CommonArtの今後の進化に期待したいところです。